【木曜はオルガンいろいろ】サラマンダーのこと
Youngbloodという謎のレーベルから71年に1枚だけ出してるサラマンダー(Salamander)は、アングラ臭プンプンのサイケ~プログレ・バンド。モーゼの十戒にヒントを得たコンセプト・アルバムの「Ten Commandments」('71)は組曲形式になっているので個人的には親しみにくいのですが、ハモンド・オルガンの響きはなかなか楽しい。日本ではエア・メイルからCD化された事がありました。アリスター・B・ベンソンという人が弾く垂れ流されるオルガンはなかなか快感。"Images"はその典型かな。オーケストラも入った壮大なシンフォニック作品で6面に及ぶ変形ジャケだったそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=gUr3jedjeRo
【名曲リレー2580】way#2
■It’s The Way / Pete Dello(‘71)
ハニーバスのメンバーとしてはコリン・ヘアのほうが知名度あるようですが”Do I Still Figure In Your Life“という名曲をものにしたピート・デロも忘れてはいけません。ロジャー・ディーンが描いた毛虫ジャケのソロ「Into You Ears」に入った"It's The Way”はすごくビートリーです。ちなみにビートルズっぽいという表現をBeatlishとするのかBeatleyとするのか迷うところですが、ぼくは後者をいつも選びます。
https://www.youtube.com/watch?v=MKP-YVXEH9Y
ただいまのBGMはブロンディーの「Blondie」('77)なり。当時の邦題は「妖女ブロンディー」でした。NYパンクの流れで語られていましたが音はもっとポップでキャッチーなメロディーがこのファーストから聞かれます。”X Offender”です。