Another Days

tomorrow's another day、some say …

赤い鳥、ピーバタ、マクレガー

【水曜は和もの70's】7・赤い鳥

赤い鳥の4th「竹田の子守歌」は大ヒットした同名曲(元々は京都の竹田地区の子守歌(というか守子歌)で被差別部落の民謡ということで、放送禁止曲となってラジオでもあまりかからなかった時期がありました)の余波を買って急遽作られたアルバムです。日本のソフトロックの頂点に達するようなこの名曲をフィーチャー。山本潤子のvoは本当に素晴らしいのです。

https://www.youtube.com/watch?v=MQNm9PStvOI

 

 

 

 

朝野由彦

75年にベルウッドからデビューしたフォークシンガーの朝野由彦は「巡礼」('75)しか出てないらしいのですが、フォークなんだけど、ポップなメロディです。金沢出身らしい”冬ごもり”は冬の訪れの今にぴったりかも。徳武弘文(g~ラスト・ショー)、かしぶち哲郎(ds~ムーンライダース)らが参加。

https://www.youtube.com/watch?v=7p4NvkFEW9Q

【名曲リレー2544】time#2

■Time Is After You / Peanut Butter Conspiracy(‘67)

ピーナット・バター・コンスピレイシーはLA出身のフォークロックで67年に"It’s A Happening Thing”をヒットさせていますが、それ以前のVault時代の音源が便乗的にシングルカットされたのがこれ。荒々しいガレージっぽさが再演ヴァージョンよりもカッコいいです。ワーナーから出た「Nuggets Vol.2」(’16)にも収録。Voのバーバラ・ロビンソンは解散後ママ・ライオンに加わっていたこともあります。PBCのdsは後にジェファーソンのスペンサー・ドライデンが有名ですがこの曲には未参加。

https://www.youtube.com/watch?v=zXOl4eeirYQ

 

ただいまのBGMはメアリー・マクレガーの「Just Mary」('14)なり。トップ40ファンにはなじみ深い#1ヒット”Torn Between Two Lovers”を含む初期3枚をコンパイルした編集もの。最初の2枚がAriola Americaで次がRSOでしたが、未曽有の女性ヴォーカル・ブームに沸いた日本でもあまりプッシュされなくて消えていった人ではありました。未聴だったサードの「愛の想い出」('80)に入った”Somebody Please”はAOR風味ながらデジタルっぽい感じも来るべく80'sに対応してたのかなあ? たしかアニメ映画「999」にからむ主題歌もあったと思いますがセカンドの後なのか不明。

 

PP&Mのピーター・ヤロウに見出された女性シンガーのメアリー・マクレガーの”Torn Between Two Lovers”('77)は、トップ40ファンならみな大好きというメロディアスな名曲です。ちょうどビルボードのチャートを気にしだした頃だったんで個人的にも思い出深いです。日本ではビクターが出してたAriola Americaからのリリースでした。動画はミッドナイト・スペシャルでのライヴで、bassが元バーサで「汚れた英雄」の主題歌を歌ったローズマリー・バトラーというトリヴィアも。

https://www.youtube.com/watch?v=sks0x_GJIDs