Another Days

tomorrow's another day、some say …

ワイエス、キャラヴァン

【日曜はマッド・ドッグス&イングリッシュメンをめぐる人たち】ドナ・ワイエス
 
この項を書こうと思ったきっかけはこの人でした。ドナ・ワイエス(Donna Weiss)。ほとんど知られていないsswです。コッカーのMad Dogsのツアーにコーラスの一人として参加のほかリタ・クーリッジがらみのセッションでも歌っています。リタのファーストでは2曲共作。しばしばドナと共作するメアリー・ウノブスキー(Mary Unobsky)という人も謎です。ドナの書いた一番有名な曲は、ジャッキー・デシャノンの「New Arrangement」の中の”Bette Davis Eyes”で、後年キム・カーンズがカヴァーしヒットさせてます。またブレンダ・パターソンに書いた”Hold An Old Friend’s Hand"は、80’sティファニーがカヴァーしてヒットさせています(トレイシー・ネルソンのヴァージョンも好み)。この2曲で十分食べてゆけそうなんですが。60's後半にはAtcoにシングルがありますが、それ以前にはトニ&テリ(トニ・ブラウン&テリ・ガースウェイトとは別物)としてガレージ風ロックをやっていた模様(この頃からウノブスキーと共作)。
ペンシルヴァニア出身の同名の盲目のフォークシンガー(「Rainbow Road」というアルバムは結構好みかも)とは別人な気もします。
 
 
【名曲リレー1615】stuck#2
■Stuck In A Hole / Caravan('75)
「ロッキン・コンチェルト」というほうだいのおかげでロックとクラシックを融合させた~的なアルバムだと思ってましたが全然違うポップでメロディアスなキャラヴァンの世界です。元カーヴド・エアのマイク・ウエッジウッド(b)が加わりvoを聞かせるなど、ずいぶん明るく変わった印象を受けます。シングルになった”Stuck In A Hole”はキャッチーなメロディーに乗せたジェフリー・リチャードソンのviolaがまたカッコいい。