【金曜はザ・客演】Islands / King Crimson featuring Marc Charig(cornet)('72)
キング・クリムゾンの「Islands」までの4枚はメンバーが1枚ずつ違いますが、おおざっぱに言えば、ここまでが前期と分けられます。よく言われるように「抒情性」がよく見える形で存在してるのがこの時期。この4thのタイトル曲ではメル・コリンズ(fl)やキース・ティペット(p)の控えめなサポートがじわじわときますが、後半ゲストのマーク・チャリグ(cornet)の登場でぐっと盛り上がります。前作「Lizard」からキース・ティペットの仲間の若いジャズメンが加わる曲ではバンドらしさは希薄になっていて、oboe、harmonium、mellotorn、drumsと楽器が加わってくる後半を聴くと今でも初めて聞いたときのような感動があります。
https://www.youtube.com/watch?v=jY7dbRyoHfE
【名曲リレー2343】dog#3
■Hair Of The Dog / Nazareth(‘75)
”We’re an American Band”や”Time Has Come Today“などカウベルが印象的な曲ってありますが、ナザレスの”Hair Of The Dog“もそうかも。当時「人食い犬」という邦題がついててなんとまあと思ったものです。ギタリストがトーク・ボックス使うのは珍しくないがダン・マキャファティ(vo)がチューブ加えてておもしろいです(口パクだからか、本来はgがくわえますよね)。
https://www.youtube.com/watch?v=Ef2SLZdhNrY
客演というのは少し違うかもしれませんが、謎のssw(という触れ込みでした)ハース・マルティネスが76年にリリースしたデビュー盤「Hirth From Earth」はザ・バンドのロビー・ロバートソンがprodしたノスタルジックなものからルーツ的なものまで幅広い作品。一聴してロビーのgとわかる”Comin' Round The Moon”ではザ・バンドの影もちらほら。
https://www.youtube.com/watch?v=ALjg6fpJUsg