Another Days

tomorrow's another day、some say …

ジェリロス、ヘイヴンス

【オムニバスを聴く日曜】38・Some Kinda Magic~The Song Of Jerry Ross(Ace:CDTOP1475-UK'16)

英Aceのソングライター・シリーズ、ジェリー・ロス編。ジェリー・ロスというと、ボビー・ヘブ、キースやスパンキー&アワー・ギャングをMercuryレーベルで手掛けたとか、70'sに入ってColossusレーベルでショッキング・ブルーやジョージ・ベイカー・セレクションなどオランダものの仕掛け人とか、60's初めのCameo Parkwayレーベル周辺で、ケニー・ギャンブルと組んで黒人ガールズ(キャンディ&キッシズ、サファイアーズあたり)のブレインだったりと様々な顔がありますが、ここでは60'sの仕事を主にピックアップ。かつてJerry Ross GirlsというサブタイトルでSequelでまとめられたキャンディ&ザ・キッシズ、ヤム・ヤムスから、マーゴ&マーヴェッツ、レパラタ&デルロンズあたりまでガールもののいい曲が凝縮しております。

ディオンヌ・ワーウィックの妹のディー・ディーのヒット曲だった”When Love Slips Away”をPye-UKのマーゴ&マーヴェッツがカヴァー。ゴージャスなarrはトニー・ハッチあたりにも通じます。

アンダズ&ポンシアとの共作になる”You Gave Me Somebody To Love"は僕はマンフレッド・マンのコンピで知った曲でした。ここではサイドキックスという無名グループのヴァージョンで。これもとても素晴らしい。

ドゥー・ワップな”Together”('62)は、モダン・インク・スポッツのカヴァー。この辺全く詳しくないけどとてもいい曲。

キースの”Daylight Savin’Time”をカヴァーしたNZの女性シンガー、サンディ・エドモンズです。

 

 

 

【名曲リレー2331】train#3

■Long Train Running / Richie Havens(‘76)

リッチー・ヘイヴンスというと映画「Woodstock」の“Freedom”が印象的な黒人フォーキー、という印象はもう相当なオッサンの意見なんでしょう。70’s半ばのドゥービーのカヴァー“Long Train Running”は、90’s以降クラブシーンでDJ達が再発見したようでフリーソウルのコンピにも入ってました。“Here Comes The Sun”のカヴァーと言い意外な印象もあります。76年の「End Of The Beginning」から。

https://www.youtube.com/watch?v=iVuRJ8bb1nc