【月曜はバーズの30曲】28・She Has A Way('69)
元々はColumbiaと契約する前のWorld Pacific時代の音源「Preflyte」にも収められていたもので、「Mr.Taumbrine Man」でも録音されたのですが、ディラン曲に押されオクラ入りしてしまったジーン・クラーク曲。88年の未発表曲集「Never Before」で登場した「Tambourine Man」レコーディングヴァージョンはフェード・アウトでしたがよりビートルズっぽいムードの「Preflyte」ヴァージョンを(65年録音)。オリジナルリリースはTogetherというレーベルからでした。
https://www.youtube.com/watch?v=xX8eYP8Mav4
【先週の読書】
22107■灰夜・新宿鮫VIII / 大沢在昌(光文社文庫)
鮫第8作。冒頭檻の中で、所持品取られた状態で目を覚ますシーンから完全アウェイの中で孤軍奮闘する鮫島の活躍。例によってあれ?と思うところはあれど読中はそっちに考えが行かないほど疾走感あります(2001)。
【名曲リレー2086】state#2
■The United States Of Amnesia / Robert Wyatt(‘86)
“Shipbuilding”の名唱でロバート・ワイアットの名前は若いファンにも広く知られるようになったのですが「Old Rottenhat」(Rough Trade)はその頃にリリースされたソロ。この曲はタイトルからしてアメリカへの強烈な皮肉です。ほとんどワイアットが一人で作り上げたもの。先日亡くなった奥さんのアルフィー描くジャケットの世界は「Rock Bottom」の頃と変わってません。しかしやはりいい声です。