Another Days

tomorrow's another day、some say …

バーズ、エンジェル

【月曜はバーズの30曲】24・One Hundred Years From Now('68)

「Sweetheart Of The Rodeo」に入った堂々たるカントリーロック。グラム・パーソンズのvoヴァージョンは拡大ヴァージョンで発掘されました。この世界観は、そのまま「GP」へとつながります。ストリングスベンダーもペダル・スティールも聞かれます。

https://www.youtube.com/watch?v=hLvWdrLAkc0

 

【名曲リレー2058】good#2

■God Time Fanny / Angel(’74)

そういえばイギリスにもエンジェルがいる!と4年前書いたことありましたが、この英エンジェルは、スウィートのアンディ・スコットとミック・タッカーがprodしたグラム系のバンドで音はもろスウィートでした。ジャンクグラムと自虐的にファンが呼んでるジャンルなのだそう。リリースはCubeから出2枚のシングルで解散しています。

https://www.youtube.com/watch?v=TvKmoGoygm4

 

【先週の読書】

22097■塗仏の宴・宴の支度 / 京極夏彦(講談社ノベルス)
22098■塗仏の宴・宴の始末 / 京極夏彦(講談社ノベルス)
数年前も突発的にこれを読んでまた最初から読み直したこともありました。急に京極堂の活躍が読みたくなって「百鬼夜行シリーズ」最大のヴォリュームのこれを。膨大な薀蓄は今回スルーしてストーリーを追うことを優先しました。京極堂に仕掛けられた壮大なゲームが徐々に姿を現す後半は圧巻ですが、長い長い。
22099■マネーの魔術師・ハッカー黒木の告白 / 榎本憲男(中公文庫)
巡査部長真行寺ものは、フツーの警察小説の斜め上を行くトンデモナイシリーズ(褒めてます)ですが、ちゃんとコロナ禍の現実を描いております。スピンオフの「マネーの魔術師」もそう。京極同様膨大な薀蓄はおいといて(今回はサブプライムローンとか経済的な話)、ストーリーを追うだけで楽しめます。のに人気ない、話題にならないのは何故?(2022)
22100■明るい夜に出かけて / 佐藤多佳子新潮文庫
今年も100冊はクリア。
ラジオの深夜放送とかハガキ職人とかネットでの実況とか、あまり縁のない世界を小説化しながらちゃんとした青春ものにしてしまう佐藤さんの筆力に改めて感銘。それとこの野心作に山周賞を与えた選考委員も結構冒険だなあと思いました。再読ですがすっかり忘れてた(2016)。