Another Days

tomorrow's another day、some say …

バーズ、バディマイ

【月曜はバーズの30曲】18・All I Really Want To Do ('65)

ディラン曲のカヴァーで、同じ時期シェールも取り上げバーズはチャート的に負けました(15位と40位)。いわゆるフォークロック時代らしい12弦gが印象的。デビュー作からの2枚目のシングルになります。

https://www.youtube.com/watch?v=TZ5rc1yS6FE

 

【名曲リレー2016】dream#2

■Dreams / Buddy Miles(‘70)

バディ・マイルズの「Them Changes」にはニール・ヤングの“Down By The River”のカヴァーがありますがもう一つ、オールマンズの“Dreams”も取り上げています。ホーンズが加わったブラスロック風の趣でなかなかカッコいい。

この時期、ソロに、エクスプレスに、サンタナとのライヴに、エレクトリック・フラッグにと八面六臂の大活躍でした。

https://www.youtube.com/watch?v=-cCJ2m_nz5I

 

【先週の読書】

22083■新編 怪奇幻想の文学1怪物(新紀元社
クラシック・ホラーの新しいアンソロジーというか叢書がスタートしました。予想以上に好意的にとらえられていて、うれしい限り。すぐ廃刊と予想していた(失礼)「(新)幻想と怪奇」の出版社から出てて、古参の僕が思ってた以上にこのジャンル、需要が多いのかもと思いました。
第1巻は「怪物」がテーマ。さて多くの人にいろんな作品を知ってほしい気持ちの反面、ハードカヴァーだし知ってる作品がいくら新訳とはいえ多いのも困るなあという葛藤もありましたが、個人的に11編中既読が5編ですので期待も高まりました。19世紀のゴシックな人狼もの中編「狼ヒューグ」(エルクマン=シャトリアン)は好みから外れてましたが堂々たる長さでちょっとバランス悪いかなあ(でも本邦初訳)。好みでは、すっかり忘れていたベンスンの「”かくてさえずる小鳥なし”」、アパラチア山脈周辺の古きバラッドのような「ヤンドロの小屋」(ウェルマン)、悲恋ものともいえる「青白い猿」(シール)あたりか。はやくも次巻が楽しみです。決して上級者向きではないので、興味がある方はぜひ。
22084■図書館の海 / 恩田陸新潮文庫
恩田さんのファンの方ならご存じですが、特定の主人公でないor連作ではない、アラカルトものの短編集は、定期的に出ていて現在5冊あります。その中から13篇くらい選んでベスト・オブ~みたいなものを編もうという自己満足企画。
まずは02年に出た最初の「図書館の海」から。長編のスピンオフ的なものが3つ、ミステリ(「国境の南」が好き)とホラー(「茶色の小壜」は吸血鬼ものですね)とSF(転生を繰り返す少女ものの「春よ、こい」)のバランスがちょうどいい感じです。当時「ノスタルジアを描く作家」とか「新進女流ホラー作家」とか盛んに言われてましたっけ。表題作の「図書館の海」は「六番目の小夜子」のスピンオフで、本編読んでないとちょっときついかもしれないけどとてもアーリー恩田っぽい作品。恩田陸という作家は絶対長編向きの人ですが、短編にも捨てがたいものがあります。
22085■勁草 / 黒川博行(徳間書店)
勁草(けいそう)とは「後漢書」の言葉で、意志の強い事のたとえなのだとか。例によっての黒川節で、今回はオレオレ詐欺にまつわる痛快な展開。あのコンビは出てこないが軽妙なタッチで一気に読ませます。9年前の作品なんでオレ詐欺の基本用語の解説が、今となってはフツーにわかるのが時の流れです(2015)
【新・私を形成する100本の映画】#20 トッツィー(’82米)
今日はダスティン・ホフマンの誕生日だそうでこちらで。シドニー・ポラック監督の80'sの大傑作であり、ダスティン・ホフマンジェシカ・ラング、テリー・ガーにとっても代表作にふさわしい映画でした。売れない中堅男優が女装して連続ドラマ(ソープオペラ)の女性の役を得る話で、当時劇場で見ました。でも実際問題自分の歯があるうえに義歯を入れて、女性らしく見せるのはムリ。今の時代笑えないコメディーになってしまうかもしれません。何がかわいそうかって、女装したダスティン・ホフマンに恋してしまう、ジェシカ・ラングの親父役のチャールズ・ダーニングだなあ。主題歌はスティーヴン・ビショップでした。ラスト近く生放送で自分の正体を明かすシーンは痛快でしたが。画像はジェシカ・ラングですが、個人的にはテリー・ガーの方が好み。
2人、眼鏡の画像のようです
 
 
 
 
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