【月曜はバーズの30曲】21・Deportee('68)
カントリー・ロックの名曲満載の「Ballad Of Easy Rider」にあってスペイン語で歌われる部分は、どうしても国境を感じさせてしまう”Deportee”(追放者の意味)は、哀愁を帯びたメロディーが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=FNmn7jdbQwA
【名曲リレー2037】love#3
■More Love / Kim Carnes(’80)
“Bette Davis Eyes”の大ヒットで注目されたキム・カーンズ、ハスキーな歌声とテクノ風打ち込みの世界のミスマッチが魅力だったのですが、元々はカントリー系のsswでした。ブレイク前夜ともいえる80年に出たシングル“More Love”はシンセの使い方など80’sっぽい感じありましたが、それでも10位と大ヒット(それはケニー・ロジャースとのデュエットで強烈なインパクトを残したいうこともありました)。
https://www.youtube.com/watch?v=EJm-kG922PI
【先週の読書】
07年に出たアラカルトの短編集第2弾。帯の文句がすべてを語っています。物語の世界へようこそ、という感じの作品集。初期恩田は、まだ女流モダンホラー、ノスタルジックな作風の人、というような扱いでしたけど、この14編はどれも味わい深いです。とりわけ最後の1行がものすごくショッキングな名作「冷凍みかん」(異色作家短編集に入れても遜色ないです)、窓を開ければ海のはずが一面の熊笹だったという「赤い毬」、後の戯曲「猫と針」を思わせる「楽園を追われて」あたりがお気に入りです。
その昔映画も見ましたが、原作は初読み。あれこんな話だったっけ?という世界を舞台にしたエスパー+スパイのエスパイと逆(カウンター)エスパイの組織の対決を描きます。アクション的要素ふんだんにありますが、冷戦まっただなかの64年に書かれ、70年頃に設定した近未来SFアクションです。アマゾンプライムにあるんでさっそく映画も再見します。