【月曜はバーズの30曲】7・He Was A Friend Of Mine(’65)
「Turn Turn Turn」というアルバムはちゃんとした形で聞いたことはないのですが、このJFKを歌った”He Was A Friend Of Mine”がベストトラックではないか?と思うのです。シンプルな歌詞が心を打ちます。モンタレーのライヴでクロスビーがMCをしたヴァージョンもありますが、まずはスタジオ・ヴァージョンを。
https://www.youtube.com/watch?v=7YfxpWIFFlE
【名曲リレー1939】world#3
■All The Time In The World / Boxer(’77)
ボクサーの魅力といえば変態的な(まあ南極何号のジャケットから推して知るべし)ファンクロックなんですが、長いキャリアを誇ったマイク・パトゥーの最後の仕事がボクサーだったというのもなんとなく感慨深いです。オリー・ハルソール(テンペスト)、トニー・ニューマン(ジェフ・ベック・グループ)、キース・エリス(ジューシー・ルーシー)にパトゥーという歴戦の勇者による超アナクロな音です。「Below The Belt」から。
https://www.youtube.com/watch?v=8XNHAS5d1ls
【先週の読書】
22051■大いなる眠り / レイモンド・チャンドラー(早川書房)
遠い昔双葉十三郎訳の創元推理文庫版を読んだことがありましたが、江戸っ子っぽいマーロウになじめずあきらめたことありました。チャンドラーの第1作なので、当然フィリップ・マーロウ初登場作でもあります。村上春樹訳なので、ハルキ作品を思い出す部分(比喩など)もあり、原文に忠実な訳をこころがけたとあとがきで書かれてる事から、チャンドラーの文体のリズムがハルキ作品にあたえた影響みたいなものを考えると面白いです。順番に読んでいきたいと思ってます(2012)。
新作ではなく99年に双葉社から出てたものの新装文庫化ですが、未チェックだったのか全く記憶になかった。20年以上前なんで登場人物の年齢設定も若く、生き別れた父親の「遺産」をめぐるサスペンスなんですが青春しています(2021)