Another Days

tomorrow's another day、some say …

カサブランカ、アッシュ

【月曜の女たち】アリキ・アシュマン
アシュマン・レイノルズやジンジャー・ベイカーの第2期エアフォースで歌ってたアリキ・アシュマンはトゥリーズの残党が組んだカサブランカに参加しRocketから1枚LPを出してます。アルバムの後Polydorに移ってスティーリー・ダンのカヴァーをシングルで出してるのがこの”Do It Again”。クレジットはカサブランカなのです。
 
【名曲リレー1518】dancer#3
■Midnight Dancer / Wishbone Ash('77)
アメリカナイズ路線となったウィッシュボーン・アッシュの「Front Page News」に入ったナンバー。この時期は、サザンロック風味(あくまでも風味)だったりとイギリスのアメリカ的な作風で、バンドの本質ではないのでしょうがそういう物に活路を見出してました。結局次が英国路線回帰のやや時代とは、ずれたハードロックとなるのです。”Midnight Dancer"の魅力はやはりマーティン・ターナーのvoだと思います。
 
【先週の読書】
21015■きつねのはなし / 森見登美彦(新潮社)
別で書いたんで割愛。京都を舞台にした怪談集。とりわけ表題作。もやもやした怖さがあります。(2006)
21016■リセット / 北村薫(新潮文庫)
これまた別で書いたんで割愛。三部作で一番好き。(2001)
21017■剣の騎士 / マイクル・ムアコック(ハヤカワ文庫SF1641)
ムアコックエターナル・チャンピオン・シリーズのコルム編。昭和の時代には「剣の騎士」「剣の女王」「剣の王」に分かれてた3冊を集めた(’07刊行)分厚い話ですがサクサク行けます。ムアコックヒロイック・ファンタジーの主人公はよく言われるようにハワードのコナン型(筋肉隆々)とは真逆のひ弱なヒーローで、このコルムもエルリック、エレコーゼ同様同じタイプ。彼らはみな実は同じ人物で別の次元に生きているのですが、たまに同次元に集まったりします(^^)。やはり最初の「剣の騎士」の面白さ、テンポの良さは、他のムアコック作品にないものだと実感。ただこの表紙のコルム、これはないだろう。いろんなヴァージョンが出てるのですが3冊とも初出が1971年。斉藤伯好訳で82年に訳出されたものをそのまま使用しています。