【月曜はバーズの30曲】4・Gunga Din('69)
「The Ballad Of Easy Rider」に入ったジーン・パーソンズ曲。後期バーズのカントリーロック路線は主役はもちろんクラレンス・ホワイトですが、ジーンPの存在も大きい。爽やかなイントロのアコギは「北の国から」のさだまさしのBGMに似てる(もちろんバーズが先)。タイトル曲はキプリング原作のインド人の水運び人の話と関係あるのか?ただし歌詞は飛行機に乗りながら恋人に手紙を書く男の話なんですが…
https://www.youtube.com/watch?v=r4zL135XAKU
【名曲リレー1918】wind#2
■Race With The Wind / The Robbs('67)
ザ・ロブスはメンバーがみなロブ姓を名乗る4人組疑似ファミリー・グループ(ラモーンズみたいなもん)で、ロブ・ブラザーズとしても活動してたとの事。ミルウォーキーのビートルズとも言われてたらしいです(ホントか)70'sにチェロキーという名前でカントリー・ロックやってた事もわかってます。67年にMercuryから出した「The Robbs」に入った"Race With The Wind"は心地よいソフト・ロックです。メンバーの一人は後にジョン・クーガー・メレンキャンプのprodを手掛けたとか。
https://www.youtube.com/watch?v=3lnjKtJmFO0&t=2s
【先週の読書】
今月第2弾が出る「きたきた」シリーズ第1作。2年ぶりに読みます。相変わらずの安定ぶりです。一時期の新作ラッシュから最近宮部さん執筆ペースが落ち着いてるので、安心半面複雑だったりします(2020)。
風太郎忍法帖短編集。前にも書きましたが有名な表紙の角川文庫のシリーズはテーマ別アンソロジーに近いので、ちゃんと読むなら講談社のかちくまのやつがよい。久々の再読となった忍法帖の第1短編集。やはり戦国時代を舞台に取ったものよりも江戸時代の話の方が好み。この中では由比正雪と森宗意軒のコンビが出てくる「忍者二木弾正」、「忍者枝垂七十郎」そして中編「忍者本多佐渡守」の出来がいいです(1999)。
今月の恩田さん、は2年ぶりの再読となったこの長編。初読の時もいろいろ留保を付けましたが、今回はもっといろいろ気になって楽しめなかった。結局何故スキマワラシが出てきたのか?何故散多の両親の若い頃に会えたのかよくわからないまま。それでもいつもなら細かいこと気にせずにオンダ―ワールドの余韻に浸るのですが、これはそうも言ってられないのです。