Another Days

tomorrow's another day、some say …

プロコル、SADOL

【木曜鍵盤曲】Repent Walpurgis / Procol Harum
organとpianoをそれぞれ専門にしたkb奏者をメンバーに持ったバンドは、音楽性はともかくザ・バンド的と言われる(スプーキー・トゥースプロコル・ハルムも)のはある意味ザ・バンドの呪縛的なものではないかなあとも感じます。プロコル・ハルムのファーストではゲイリー・ブルッカー(p)とマシュー・フィッシャー(org)がおり、クラシカルなイメージの”青い影”が限りなく有名ですけど、このpとorgのアンサンブルにヘヴィーなg(ロビン・トロワー)が切り込んでくる”Repent Walpurgis ”は名曲だと思います。ワルプルギスで思い出すのは、ワルプルギスナハト(ワルプルギスの夜)と呼ばれる、ドイツや北欧で4月末から5月頭にかけて行われるキリスト教伝来以前の異教時代の慣習です。ゲーテの「ファウスト」で引用された、悪魔(魔女)たちが4月末の夜にドイツのブロッケン山で酒宴を行うという話は、ブロッケン伯爵の命名の元になったのでは?
 
 
 
 
【名曲リレー1605】let#2
■Let The Sun Shine In / Sons And Daughter Of Lite(’78)
ロック・ミュージカルHAIRの曲とは別。ぼくはこのスピリチュアル・ジャズ的なナンバーを10年以上前にセレクターの方に教えてもらったのですが、ファンクとラテンとジャズとサンバが混在したような音。妙にハイになったりする部分もあります。イントロのvibeの音が心地いい。サンズ&ドーター・オブ・ライトは、カリフォルニア出身の黒人グループで78年の唯一作に収録されています。