Another Days

tomorrow's another day、some say …

ター坊、トロワー

【名曲リレー1261】too#3
■Too Rolling Stoned / Robin Trower('74)
しかしこの曲すごいタイトルだと思います。「Bridges Of Sighs」に入ったシングル曲。アルバムは「魂のギター」という邦題でしたが、ジミヘンの影響下にあれど従来のブルーズロックとはずいぶん違います。prodは盟友マシュー・フィッシャー。恍惚の表情で弾きまくる姿思い浮かびますがレココレの「gソロ」特集には一切無視されてます。リードやソロだけでなくカッティングもまた味があります。
 
【和ものの日曜日】大貫妙子
 
結局シティ・ポップ@70’sベスト100特集のレココレを買ってしまったのですが、3位がター坊のこれでびっくり。ター坊という人の頑固さが歌詞に現れてますが、淡々と都会を享楽する人たちを描写し、最後には”その日暮らしはやめて家へ帰ろう、一緒に”と結ばれます(しかも連呼)。都会で生きる事を歌った、同時代の洋楽(ハードロックやプログレは入りません)からの影響が多い音楽を、ミュージック・マガジン周辺は「シティ・ポップ」と呼ぶ(オヤジよりも少し若い世代を相手に金鉱を見つけたと思います、まあパイは少ないですが)のですが、少なくともこの歌詞では、そういう都会生活全否定で小気味よい。マーヴィン・ゲイの”What's Goin On"のイントロを借りてます。リアルタイムでPANAM時代のター坊聞いてますが、当時はちょっと難しく演奏やメロディはストイックに感じたものでした。「シティ・ポップ」という用語には、かつての「ニュー・ミュージック」同様今は違和感しか感じませんがそのうち慣れちゃうんかなあ?