Another Days

tomorrow's another day、some say …

ミオフー、ラズレー

【土曜は和もの80's】ピカソの声 / ミオ・フー('84)

80'sの日本の音楽シーンは、メジャーのメインストリーム(アイドルを含む)があって、シティ・ポップ(ニュー・ミュージック寄り)~AORフュージョン、その対極にニュー・ウェイヴ~オルタナティヴ~テクノがインディーとつながっていて、ビート~ガレージ~サイケ、と大きく4つの流れがありました。70'sに席巻したハードロックやプログレはこの4つの流れとは別でやや影が薄かった印象。ニュー・ウェイヴでは、80's初期にはムーンライダーズ一派が新しい才能をどんどん掘り出してました。ミオ・フーはライダースの鈴木博文(kb,vo)と美尾洋乃(violin,vo)のデュオでペンギン・カフェ・オーケストラのムードに近い環境系でありました。元々水族館レーベルのオムニバスで紹介され84年にファーストをリリース。”ピカソの声”はここに入った美しい曲です。その後美尾はリアルフィッシュに参加しています。

https://www.youtube.com/watch?v=eEO2HiT6YwQ

 

【名曲リレー1873】wish#2

If I Had My Wish Tonight / David Lasley('82)

昨年惜しくも亡くなってしまったデイヴィッド・ラズレーは、ロージーというヴォーカル・グループ出身でジェームズ・テイラーのコーラス隊(僕が見たときはヴァレリー・カーターもいました)での仕事が有名な人。ソロでは”風のファルセット”という邦題だったこの曲を小ヒットさせてました。いかにも80’sのAOR~ブルー・アイド・ソウルですねえ。ランディ・ゴッドラムとデイヴ・ロギンズの共作とは知りませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=Xh0wOTENZDI