Another Days

tomorrow's another day、some say …

ヴァシュティ、ムーンマー

【(再)木曜の女たち】ヴァシュティ・バニヤン

98年に出た「Just Anothe Diamond Day」('70)がブートとは知りませんでした。高いなあと思いながらマーキーからの日本盤CDを買ったものです。60'sにアンドリュー・ルーグ・オールダムに見いだされDeccaのガール・シンガーの一人として紹介されたヴァシュティ名義のポップシングルはいかにも居心地悪そうでした。ジョー・ボイドがprodしたこのアルバムは、ヴァシュティ一家が動物たちと馬車で旅をするスケッチを歌ったもので、素朴な弾き語り、室内弦楽的アレンジ、はかない歌声が美しい。その後長らく消息を絶っていましたが05年に「Lookaftering」で奇跡的にカムバックしています。

久しぶりに買ったレココレの23年3月号「70年代女性シンガー/ソングライターを聴く」特集の巻頭を飾っていてちょっとびっくり。再評価はどんどん高まってるようです。

https://www.youtube.com/watch?v=cVfx-0MGjig

 

【名曲リレー2271】cadillac#3

■Cadillac Walk / Moon Martin(‘78)

70’sにはジム・パルトらとサウスウィンドというバンドにいたムーン・マーティンは70’s後半にロバート・パーマーやミッシェル・フィリップスに曲を取りあげられ注目されたロックンローラー。“Cadillac Walk”はミンク・デヴィルがカヴァーしたもので最初のソロ「Shots From A Cold Nightmare」から。ニュー・ウェイヴ時代に呼応したロックンローラーとして注目はされましたが成功しませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=BIvs2FmMxbA