Another Days

tomorrow's another day、some say …

ター坊、バドカン

【金曜はパイドセレクション】いつでもそばに / 大貫妙子
76年9月ごろの広告から。ハーパーズ・ビザールの再結成盤なんて当時気にする人はそんなにいなかったでしょうね。ロニー・ナイトのこのアルバムもジャケはよく見ましたが近年sswファンの間でも再評価されてるのですね。アメリカン・フライヤーもデビュー作は軟弱と切り捨てられてましたが、エリック・カズの歌声が聞けるだけでうれしい。意外とダグ・ユールがポップな曲を書いてました。でター坊のデビュー作「Grey Skies」。昔も今も評価が高い1枚ですが僕は昔は??でした。レココレにも書かれてましたが「音数を重ねすぎない品格に満ちたあるアンサンブル」ーこれが若い頃にはピンとこなかったんだろうなあ。キーとなってるのはやはり坂本龍一の存在でしょう。最後のインスト(”Breakin’ Blue")も結構すごい。
 
【名曲リレー1786】and#3
■Silver Blue And Gold / Bad Company('76)
バドカンのサード「Run With The Pack」は最高という人とイマイチという人がそれぞれ近くにいて、人の評価は様々だなあと思ったことがあります。僕も昔は最初の2枚に比べてなんかピンとこなかった(4枚目はもっと)記憶がありました。この”Silver Blue And Gold”は、ブルーズ色が薄いフリー(を引き合いに出すと話がややこしくなるのですが)とも言えそう。
 
白川由美('36-'016)
公開は「モスラ」の翌年になった「妖星ゴラス」('62)はこのままでは地球に衝突する巨大彗星の話。南極に噴射ロケットを設置し地球を動かして衝突を回避するというトンデモSF。「地球防衛軍」「宇宙大戦争」に続く東宝の宇宙SF第3作で、池辺良、上原謙志村喬白川由美水野久美田崎潤久保明、平田明彦、佐原健二二瓶正典東宝オールキャストで意外としっかりした作りです。初見は大学時代の新潟でのオールナイトで深夜枠でしたからもうほとんど覚えてなかったのです。ウルトラマンの科特隊のビートルの元ネタになったというVTOL機から南極のトド形怪獣マグマにレーザー光線が発射されるシーン、後半のゴラスが接近し海水が津波状に襲うシーン、地面の陥没シーンなど後の「日本沈没」へのヒントとなった部分もありました。
白川由美('36-'016)
デビュー当時は日本のグレース・ケリーという触れ込みだったらしい白川由美さんは一時期集中的に東宝特撮作品に起用されてました。まず「空の大怪獣ラドン」(’56)でメガヌロンとお座敷で対峙し、「地球防衛軍」('57)では入浴シーンを披露。「美女と液体人間」('58)ではクラブ・シンガー役でシュミーズ姿で下水道内を歩かされ、「電送人間」('60)では電送装置を扱う機械メーカーのOL役、「世界大戦争」では幼稚園の先生、そして「妖星ゴラス」('61)では隼号艇長(田崎潤)の娘役でした。同時期の岡本喜八監督作品にも多数出演。ギャングものでの情婦やクラブ・シンガー、女子学生を好演してました、でも一番印象深いのは加山雄三が内藤洋子と酒井和歌子と両手に花だった「兄貴の恋人」('68)でのバーのママだったりします。二谷英明と結婚後の話はまあいいや(^^)