【名曲リレー935】let's#3
■Baby Let's Wait / The Young Rascals('66)
ヤング・ラスカルズのデビュー盤に入った”Baby Let's Wait”は、ロイヤル・ガーズメンもカヴァーしてますが、オリジナルではなくロリ・バートンとパム・ソーヤーというホワイト・ブーツという架空のガールグループを作り上げたソングライター・チームの共作です(”I Ain't Gonne Eat Out My Heart Anymore”もこのコンビ)。フェリックス・キャヴァリエの歌声は後年に比べるとまだまだねっとり度が足りませんがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=w0gfUvTKEBo
【69年の100曲】13・Darling Be Home Soon / Joe Cocker
ウッドストックでのパフォーマンス(エアギターとソウルフルな歌声)で注目されたジョー・コッカーのデビュー作は60’s英ロック・オールスターズ(皆まだ若かった)がバックを務めた1枚で、その次のリオン・ラッセル一派とグリース・バンドがバックを務めたセカンド「Joe Cocker!」では白いレイ・チャールズぶりに更に拍車がかかってきました。ここでもビートルズ、ディランなどのカヴァーの解体ぶりが話題になりましたが、ラヴィン・スプーンフル後期のこの曲のコッカーの自分の持ち歌化も見事です。ウッドストックでも共演したグリース・バンドは、この後独立しHarvestから1枚出した後、メンバーは無数のセッションの旅に出てゆくのです。一方コッカーはデラニー&ボニーからちゃっかり鞍替えしたリオン一派とMad Dogs & English Menというゴスペル・ファンク・レヴューを組んでツアーに出て大成功しますが、借金とアルコールまみれで名前を売ったのはリオンばかりという皮肉な結果になります。
【土曜は世界一周】Transylvania
で、BGMは、ザッパにしようか迷ったんですがこちらで。アイアン・メイデンのファースト(しかちゃんと聞いたことないのですが)に入った"Transylvania"は、スピード感あふれるインスト。80年リリースなんでリアルタイムですが、僕が知ってた昔のハードロックとはなんだか違うぞという感じでした(結局NWOHMは聞くことなく今に至ってるのですが)。今聞いても血沸き肉躍る感じのかっこいい曲です。