Another Days

tomorrow's another day、some say …

ブライリー、バーズ、ステップ

【名曲リレー883】tear#2

■Salt In My Tears / Martin Briley('81)

パラディン、ヘッドストーン、グリーンスレイドの3バンドの共通する事は何でしょう?

 

答えは、中心人物ではないメンバーが後にアメリカで、(元の英バンド以上の)米での成功を収めた、でしょうか。パラディンはピーター・ベケットがプレイヤーを結成しましたし、ヘッドストーンはマーク・アシュトン(この人は元レアバードでもあります)がソロになりましたし(成功したかどうかは不明ですがヘッドストーンそのものも米では成功してません)、そしてグリーンスレイドは最終作にトニー・リーヴスの後任として加わったマーティン・ブライリーが、80'sに入って"The Salt in My Tears"をアメリカでヒットさせています。同時期のジェネシス的なポップな80'sの音です。プログレのキャリアの人たちが継続してゆくには、くさらず自分のやりたいアンダーグラウンドな活動を続けるか、こうしたポップ路線に舵を切るか。大胆に行ったのはやはりジェネシスやエイジアでした。

https://www.youtube.com/watch?v=tg-TWFX1OOE

 

【鱧の40曲】9・Yesterday's Train / The Byrds('70)
 
「Untitled」に入ったジーン・パーソンズ曲。スニーキー・ピートのsteelと共にパーソンズのハーモニカがこの曲にユルいムードに大きく貢献しています。こういうまどろむようなカントリーロックは大好きであります。後期バーズのカントリー・ロックの完成形の一つに感じます。
 
 
【木曜はゴングな人たち】ハンスフォード・ロウ
 
「Expresso II」から参加し、ムーレンズ・ゴングそしてゴングジラといったあたりに加わっているハンスフォード・ロウ(b)は、アメリカ人と聞いたことありますが違うかもしれません。デビューとなったのは仏ジャズロックのステップスの唯一作「Steps」('77)で、あくまでも客演ながら2/3でbassを弾いてます。このグループはds,kb.saxの3人が正式メンバーなのですが、耳ざわりのフュージョンサウンドです。