【月曜はAsylumの人たち】11・ロッド・テイラー
SD6062はスワンプ系のロッド・テイラー。このアルバム「Rod Taylor」もその昔は結構入手困難でしたノース・キャロライナ出身で、シスコへやってきて、イッツ・ア・ビューティフル・デイの「Choice Quality Stuff」で2曲取り上げられ注目されたsswです。Asylumと契約しリリースした本作は、やや過大評価かなあとも思うのですがいいアルバムです。
この人の名前を知ったのは、リンダ・ロンシュタットが取り上げた”Mr.Radio”ですが、それは渡英しロデリック・ファルコナーと改名したUA盤(グラム~モダンポップのようになっていてそれはびっくりしたものです)に収録。
バックに参加しているのは若き日のビッグ・ネームたちで、ライ・クーダー、ジェシ・エド・デイヴィスといったスライドの名手に(でもスライドをここで弾いてるのはジョエル・テップ(g,harp,steel)なんですが)、アンドリュー・ゴールド(g,acc,cl)、ケニー・エドワーズ(b)のブリンドル組、ビル・ペイン(kb)、ゲイリー・マラバー(ds)、セクションのラス・カンケル(ds)とリー・スクラー(b)、スティーヴ・ヴァン・ゲルダー(g~シティ・カウボーイズ、ビル・シムジクのTumbleweedからLPを出している)ジョニ・ミッチェル(vo)、ボニー・ブラムレット(vo)etc。prodはチャック・プロトキンで、元ブリンドルのウェンディ・ウォルドマンを手掛けてた人、ということからカリフォルニア・フォーキー・ロックのスワンプ版か。
https://www.youtube.com/watch?v=XIU8y4U9TJY
【名曲リレー2878】again#2
■Never Again / Ian Matthews(‘72)
「Tigers Will Survive」はマシューズのセカンドソロで、この時期マシューズ・サザン・カンフォートのリリースも重なってかなり多忙でした。ソロとバンドをどう分けてたのかよくわかりませんが素朴なフォークロックでアメリカ志向が見られるものの根っこの部分はブリティッシュです。アンディ・ロバーツやクィヴァーのカル・バチェラー、ティム・レンウィックによるクリアなトーンのgが心地よいです。