【オムニバスを聞く日曜】80・トッドは真実のスーパースター(ポニー・キャニオン:PCD01113-J'97)
日本でも熱心なファンが多いトッド・ラングレンの日本人アーティストによるトリビュート集。prodはパール兄弟のサエキけんぞうで、珠もあれば石もあるというまさにカオス状態。同じ曲が違う人のヴァージョンで複数あるのはちょっとなあ。ジャケットは「A Wizzard A True Star」の稚拙なパロディみたいでイマイチですが。
当時熱心に追いかけてたかの香織と鈴木智文とのコラボ”Does Anybody Love You”はオリジナルを凌駕する出来だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=UbhcpnxUvQE
個人的には宴会芸みたいな、王様のやってることをあまり認めてないんですが、超有名アーティストばかりを取り上げるのではなくトッド・クラスに挑戦するのならまあいいかも。”Hello It's Me”を”前略、僕です”とカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=CfwANC7aJlY
パール兄弟の窪田晴男と当時人気絶大だった女性シンガーの野田幹子のコラボ、”Love Is The Answer”はしっとりと聞かせます。
https://www.youtube.com/watch?v=mAX_2PA8i84
97年にディップ・イン・ザ・プールが聞けるとは思いませんでした。しかもインド風に始まる”Can We Still Be The Friends”です。
【名曲リレー2632】ready#2
■Freddy Are You Ready / Wigwam(’75)
フィンランドを代表するバンド、ウィグワムが世界デビューとなった75年のVirgin盤「Nuclear Nightclub」に入った“Freddy You Are Ready“は、プログレというよりもモダンポップな味わいがあります。イントロのシンセの感じは懐かしさいっぱい。日本盤の邦題は「夜の原子核倶楽部」でした、なんだそれ。
https://www.youtube.com/watch?v=XxsYq1E4wfI
ただいまのBGMはフランク・ザッパ&マザーズの「Over-nite Sensation」('73)なり。よくは知らないながら、70'sのザッパの充実ぶりはすごい。正規出てるのだけで数えたら19枚あった。「興奮の一夜」をちゃんと聞くのは実は初めてですが、”I'm The Slime”はMidnight Specialのライヴ動画を見たことはあります。しかしカオスという感じの内容です。