Another Days

tomorrow's another day、some say …

デルファイ、ムーア、ヒレッジ

【オムニバスを聞く日曜】74・Gee Baby Gee~Del-Fi Girl Groups (Del-Fi:DFCD71266-US'99)
Del-Fiレーベルというとリッチー・ヴァレンスやボビー・フラー・フォーが有名な60'sのレーベル(Warner系)ですが、99年にデル・ファイ・ガールズとしてのコンピが出ておりました。一番有名なのはスモール・フェイシズやスペンサー・デイヴィス・グループも取り上げたブレンダ・ホロウェイの”Every Little Bit Hurts”でしょうか?(この後Tamlaから再発されるんでDel-Fiのはオリジナル・ヴァージョンになるとか) ジェシヒルの(というよりは僕としてはキー坊のサウス・トゥ・サウスで有名な)”Ooh Poo Pah Doo”は、メキシコのシスターズのヴァージョンで収録。
 
 
 
 

 

【名曲リレー2590】enough#2

■Love Enough / Tim Moore(‘74)

ティム・ムーアのセカンド「Tim Moore」は今聞くと結構恥ずかしいくらいの青くさいストレートなラヴソングが多くて、エーゴが分かる人はまっすぐな視線がやセンチなメロディーがこっぱずかしいのでは?それでも青春の1枚としてそっとしまっておいて聞きたくなるようなアルバムであります。ストリングスが大きく入ったバラードでもロックっぽさはちゃんと残ってるので、さすがprodのニック・ジェイムソン(Bearsvilleスタジオのエンジニアで後にフォガットに参加するスタジオ職人)はわかってらっしゃる感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=iostvdhMLuM

 

ただいまのBGMはスティーヴ・ヒレッジの「L」('76)なり。トッドのprodでバックがユートピアなれど、トッド色にさほど染まらずヒレッジの色合いがよく出てます。ドノヴァンとビートルズのカヴァーばかり目立ちますが(拡大ヴァージョンでは結局未発表でしたがバーズの”Eight Miles High”も)、インドっぽさとトリップ・ミュージックが融合した”Hurdy Gurdy Glissando”が心地いい。この辺は実はライヴヴァージョンで聴くことが多いので、ユートピアの演奏を久々に堪能。思えば最初に買ったのは日コロから出てた日本盤LPでした。