Another Days

tomorrow's another day、some say …

アーサー、コヴィントン、ブロンデル

【オムニバスを聞く日曜】73・Arthur The Albun(Warner Brothers:BSK3582-US'81)

ティーヴ・ゴードン監督、ダドリー・ムーアとライザ・ミネリが共演したロマンティック・コメディ「ミスター・アーサー」(')のサントラです。全曲バート・バカラックキャロル・ベイヤー・セイガーが手掛けています。とにかくクリストファー・クロスによる主題歌”Arthur’s Theme”が大ヒットしてラジオからガンガン流れてたのが印象的でした。

デビュー作を出した後なかなか次が出なかったクリストファー・クロス(当初は姿を出さないプロモーションで謎めいた存在と歌声が印象的でしたが、ヴィジュアルが公開されるとクラスの女子が怒った事を覚えてます)のシングルとして大ヒットした”Arthur’sTheme”は”ニューヨーク・シティ・セレナーデ”という邦題がやや出来過ぎかなあ。バカラック夫妻とライザ・ミネリの前夫のピーター・アレンそしてCCの共作ですが、月とNYの間に囚われた~というフレーズはベイヤー・セイガーとアレン共作の別曲からの引用なんだとか。

https://www.youtube.com/watch?v=wJ6zs2WSCjk

 

歌のうまさでは定評があったニコレット・ラーソンがこのサントラに呼ばれたのは納得でしたが、AORというレッテルを張られてしまったのが残念。”Fool Me Again"は歌い上げるタイプの名曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=R5B7LH2nSRM

 

バカラックによる劇伴ものもあげときましょう。躍動感があり完成されたスケッチという感じの”Touch”です。

https://www.youtube.com/watch?v=h_LkhhL1YD0

 

【名曲リレー2583】bright#3

■I Want To See The Bright Lights Tonight / Julie Covington(’78)

コヴィントンは、ミュージカル「エビータ」の主題歌を歌ったことで知られた英女性シンガーで、ロック・フォリーズのメンバーでもありました。ジョー・ボイドがprodした78年の「Julie Convington」はVirginからのリリースでフェアポート関連、ウィンウッドやレノン、ケイト・ブッシュなど様々なカヴァーが入ってます。シングルになったこの曲はリチャード&リンダ・トンプソンの有名曲。トンプソン(g)、ウィー・ウィークス(b)とアンディ・ニューマーク(ds)というロン・ウッドジョー・ウォルシュなどで起用されたリズム隊にニール・ラーセン(kb)そしてジョン・ケイル(clavinet)が参加。このPVはじめてみました。

https://www.youtube.com/watch?v=5OCyrS2gM_w

 
ただいまのBGMは再びAにもどってアメイジング・ブロンデルの「Mulgrave Street」('74)なり。古楽器を用いて中世音楽をベースにしたフォークロックをやってましたが、二人組になった頃から中世音楽にこだわらず美しい英国調メロディを奏でる一風変わった存在になりました。。IslandからDJMに移っての「Mulgrave Street」でもそれは同じ。プログレのコーナーに入ってる事もありますが悩ましい。タイトル曲と”Iron And Steel”のメロディーはこの世のものとは思えぬくらい美しいメロディーですが、湿った感じの英国ロックもあり。フリー関連のメンツが参加。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

https://andistill.hatenadiary.jp/archive/category/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC?page=21