Another Days

tomorrow's another day、some say …

レナーテ、ムーマ

【月曜の女たち】レナーテ・クナウプ(Renate Knaup)
 
アモン・デュールIIの事全く知りません。音楽以外の活動もしていたアモン・デュールから独立したドイツのサイケ。ここの紅一点がレナーテ嬢。言われてみればちょっとゴング的にも聞こえるジャーマン・ロック。これは73年の「Wolf City」に入った曲だそうです。
 

【名曲リレー1318】reason#2

■I Got A Reason / Moon Martin('79)

70'sにはジム・パルトとサウスウィンドというスワンプ系のバンドにいたムーン・マーティンが70's終わりにNew Wave感覚のパワーポップの旗手として注目されたことがありました。ミッシェル・フィリップスやロバート・パーマー、ミンク・デヴィルに書いた曲がヒットしたりとか。「Escape From Domination」からの”I Got A Reason”はStiff時代のレイチェル・スウィートがカヴァー。

https://www.youtube.com/watch?v=iXi0r8P9GnQ

 

【先週の読書】7月第2週

真実の10メートル手前 / 米澤穂信(東京創元社)

太刀洗万智を主人公にした短編集で「さよなら妖精」と「王とサーカス」の間に位置するのかな。米澤さんという人はガチガチのミステリ好きにはたまらない魅力があるような気がしますが、選びに選んだ言葉や作り込まれた文章は、面白いのだけどなんか息が詰まる感じもします。表題作や「恋累心中」の救いのなさにこれは「イヤミス」なのか?と思いました(多分違うかも?イヤミス未読ですから)。「名を刻む死」が好きです。「妖精」のマーヤの兄が出てくる話もあります(サービスでしょう)。

ドミノin上海 / 恩田陸 (角川書店)

恩田センセ最新作。「ドミノ」はドタバタ加減がちょっと笑えないなあと思ってたんですが、舞台を上海に移してのこちらはさらにパワーアップして面白かった。最後の最後で煙に巻く恩田テイストでてます。「子供のころからの夢だった熊さんとの相撲が出来てうれしかった」というセリフに大爆笑でした。