Another Days

tomorrow's another day、some say …

エアーズ、パーカー

【ケヴィン・エアーズの30曲+】4・Stranger In Blue Swede Shoes('71)

71年のシングル”Stranger In Blue Swede Shoes”は、エアーズらしい痛快なロックンロールです。このキャッチーな曲もヒットはしなかったのですが、代表曲として以後ライヴでもレパートリーに居座ります。71年のホール・ワールドなのでdsはデュフォート(この人はNWOHMの時代になってE.F.バンドやエンジェル・ウィッチでも叩いてたという息の長いds)かマレイ(オールドフィールドの「Ommadawn」で叩くのはコーラスで加わったクローダー・シモンズ同様メロウ・キャンドルつながり)でしょう。サード「ケヴィン・エアーズ3(旧邦題)」にも収録されました。

https://www.youtube.com/watch?v=Xc9w_7OhmwI

 

 

【名曲リレー2128】white#2

■White Honey / Graham Parker & The Rumour(’76)

何でもパンク、ニュー・ウェイヴとして紹介され、しかも中高生だったため検証を後回しにしてたので気づくの遅かったのですが、これはもうパブロック以外何物でもないグラハム・パーカーの「Howlin’Wind」(’76)からのナンバー。ニック・ロウprodだし、ブリンズレーから2名いるし。これVartigoからのリリースとは気づきませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=3Cerr6jI_1o

 

【先週の読書】

22125■若葉荘の暮らし / 畑野智美(小学館
コロナ禍の先の見えない閉塞した日々とおひとり様女子のシェアハウスの生活を描いた作品。畑野さんの熱心なファンではないけど、「タイムマシン」とか「水槽」とか「大人」とか「シネマ」とか「南部」とかたまにドストライクな作品が来るので見逃せない人です。作者自身に投影した部分もあるようで、コロナ禍での苦しい日々のつぶやきを目にしてるので、余計この作品にリアルさを感じます。しかしボロアパートものに外れなし、という最近のパターンなのです(2022)。
22126■ガラスの海を渡る舟 / 寺地はるな(PHP研究所)
21年9月刊行のこの本にもコロナ禍の生活が描かれています。祖父のガラス工房を継いだ兄妹の話。はっきりとは書かれてませんけど、兄の独特な個性が実によくわかります(^^) 妹の焦りみたいなものも。相変わらずサクサク読めてうれしい。笑ったのは「骨壺作ります」と張り紙の文字が赤で血が滴ったように見えるというくだり。
読書グループで教えてもらってポツポツ読んでる寺地さん、気づけば今年4冊目でした(2021)。