Another Days

tomorrow's another day、some say …

バーズ、エルフ

【月曜はバーズの30曲】26・Artificial Energy

「Notorious Byrd Bros」の曲はバーズのものという以上に、prodのゲイリー・アッシャーのサウンド・サンプルという印象もあります。遠い昔渋谷のヤマハで買ったこのアルバムは大学時代、「買い付け」と称して上京していっぱい買ってた頃でした。”Artificial Energy”は、人工的なサウンドがそれでも新鮮です。

https://www.youtube.com/watch?v=WLGsh611Qk4

 

 

【名曲リレー2072】dixie#2

■Dixie Lee Junction / Elf(’72)

後にレインボウに吸収されることになるエルフも72年にColumbiaからデビューしています。NYで結成したシンプルなロックンロールバンドで、ミッキー・リー・ソウルのホンキー・トンクなピアノが耳に残ります。とても中世だのバロックだのという世界ではありませんが、”Dixie Lee Junction”のドラマティックな曲展開は、聴きどころがあります。ジャケットの妖精に扮したのはロニー・ジェイムズ・ディオだそうです。この曲は比較的ドラマティックで英国風味。

https://www.youtube.com/watch?v=LEqz1J-vZVQ

 

【先週の読書】

22103■大人になったら / 畑野智美(中公文庫)
35歳、独身のカフェ副店長メイを主人公にした恋愛小説ですが、一気でした。予想されたTVドラマみたいな展開とは少し違ってよかった(結果は同じなのかもしれませんが)。ツイッターをフォローしてますが、特にコロナ禍以降、過酷な日々の生活と心の闇を赤裸々につづられててちょっとハラハラするところありますが最近はちょっと持ち直したご様子。アパートものの新作も楽しみです(^^;(2018)
 
22104■彼女について知ることのすべて / 佐藤正午光文社文庫
「その夜私は人を殺しに車を走らせていた」とミステリの様に始まるこの作品は90's半ばの作品。例によってわざとわかりにくく書いてる感じで、メモを取りながら思いのほか時間がかかってしまいました。後の傑作「身の上話」の男編で主人公の小学校教師のダメダメぶりだらしなさがもう気になってあまり集中できませんでした。後年の佐藤さんは、「わざとわかりにくく書いてる」部分がもっとなめらかで、引っ掛けようとしてる事すら気づかないのはさすが。この時代まだまだ読みにくさが気になってしまいます。それでも好きとはいえないけど、気にはなる作品。きっと数年後に読み返すだろうなあ。(1995)