Another Days

tomorrow's another day、some say …

エミルー、ディラン

【月曜の女たち】エミルー・ハリス
とりわけ70'sのエミルー・ハリスは美しいのですが、やってる音楽は苦手です。カントリーロック好きなんですが、なぜエミルーのが僕に響かんのかは今もって謎。多分カントリーの要素が強いからでしょう(GPはOK)。ただ黒髪が白くなってオルタナ・カントリーと呼ばれた若い連中と組んだ時期の作品は結構好きでした。動画は70'sの有名なOGWTのもの。イギリスでもこうした音は好きな人は一定数はいたのですね。当時のホット・バンドは、エルヴィスのバックをやってたヴェテランに混じって新進気鋭のロドニー・クロウェルやイギリス人アルバート・リーも参加してました。
 
【名曲リレー1616】stuck#3
■Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again / Bob Dylan('66)
ディランの「Blonde On Blonde」に入った有名曲で、よしだたくろうが”春だったね”で大幅に引用してましたね。僕が最初に聞いたのは「Gretaest Hits Vol.2」だった記憶。9番まである長い歌詞ですが、この歌詞について書かれた面白いブログをを発見。
 
【先週の読書】
 
21060■七月に流れる花 / 恩田陸講談社)
21061■八月は冷たい城 / 恩田陸講談社
講談社ミステリーランド(かつて子どもだったあなたと少年少女のための~というキャッチコピーの)の最終巻、第18巻配本(全30巻の29巻と30巻)で、この2作は表裏一体となった話です。新本格の生みの親ともいえる講談社の名物編集者、宇山日出臣氏が03年にスタートさせたこの叢書(ミステリーランド)は恩田さんのこの2冊が未完なため完結が5年延びたといいます。さらに宇山氏の急逝に間に合わなかったことを、予告編ともいえる短編「さびしいお城」(「朝日のようにさわやかに」所載)の解説で書いております。
思わせぶりな導入は恩田さんならではだと感じます。漢字にルビふってありますので小学校高学年でもOK。酒井駒子さんのイマジネイティヴな挿絵、表紙もいいです。
「七月」が女子編(あとがきで「赤毛のアン」よりも「若草物語」(の次女ジョー)派だったことが書かれていました)「八月」は男子編。こちらはちょっと(ちょっとですよ)「スタンド・バイ・ミー」的なムードもあり(そういう挿絵泣けます)。またお得意のギムナジウムもの、「ネバーランド」的なムードもあります。
「消滅」でもそうでしたが、昨今のコロナ関連を予見したかのような作品が、数年前にかかれていますが、これまた「緑色感冒」という謎の感染症をテーマにした作品で、いやな意味でのタイムリーな話となっています(^^;
毎月1冊のモリミー作品、続けて読みたいところをぐっとガマンの子であった。今回は京都を舞台にした狸一族と天狗と人間の物語。ツンデレの弁天を始め天狗の赤玉先生、阿呆の金閣銀閣兄弟などキャラがたっております。これもまた知らなかったけどアニメ化されてたとのこと。続編ありますのそちらも楽しみです。