Another Days

tomorrow's another day、some say …

JG、アールジーン

【金曜はジェームズ・ギャングの世界】#7 Bang

ドミニク・トロイアーノの後任として選ばれたのがゼファーというバンドでgを弾いていたトミー・ボーリン。当時エナジーというバンドを組んでいたのですが、うまくいかずジェームズ・ギャングに参加。レーベルをABC[からAtcoに移して73年9月に出したのが「Bang」でした。発音はバンですが日本では相変わらずバングと間違った読み方が浸透しております。久々にハードなジェームズ・ギャングが帰ってきた感じです。ほとんどの曲にボーリンがからみ(エナジー時代のナンバーのそのまま流用)、エフェクターを駆使した広がりのある音で若さを印象付けます。冒頭の”Standing In The Rain"はイントロのgのケレン味溢れる感じがカッコいい。スライドを多用してもアーシーな感じには流れず”Must Be Love”あたりのリズミックな曲も見事です。このバンドの最近の傾向としてA面はハードだけどB面はソフトになるというのが”Got No Time For Trouble”のポップな感じは従来路線ですがカントリーロック的な感じはありません。ラテンロック風の”From Another Time”は新境地。ボーリンが歌う”Alexis”は早すぎたAOR的な感じです。新メンバーの名刺代わりの1枚でしたが100位以内にも入らずメンバーはがっかりでした。

https://www.youtube.com/watch?v=uoQKmi70R7U

 

 

【名曲リレー1929】good#3

■I'm Into Something Good / Earl Jean(‘64)

ハーマンズ・ハーミッツがカヴァーした“朝からゴキゲン”という邦題が知られたこの曲は、ゴフィン=キング作。オリジナルはキャロキンのレーベルメイトのクッキーズのアール・ジーンのソロシングルで64年のリリース。個人的にはハーマンよりもアール・ジーンのキュートな歌声が光るこっちの方が数倍好きです。

https://www.youtube.com/watch?v=q5-Sg_JJgQ4