Another Days

tomorrow's another day、some say …

カントナー、メゾネット

【日曜は20人のポール】#18 ポール・カントナ
18人目はポール・カントナー。ジェファーソン・エアプレインの創設者であるカントナーは結成から長くバンドに加わりながら時折ソロも出しておりました。JA活動中の70年に出した最初のソロ「Blows Against The Empire」(造反の美学)はカントナー&ジェファーソン・スターシップのクレジットで初めてJSの名前が使われています。宇宙船(Starship)をハイジャックし好きなところへ飛んで行くというSF仕立てのストーリーで、世界観がSF文学界で有名なヒューゴー賞にノミネートされたという話も聞きました。カントナー&グレイス・スリックにデッドのジェリー・ガルシア、ビル・クリューツマン、デイヴィッド・クロスビーらが加わっています。アルバムラスト近くの”Have You Seen The Stars Tonite”はハイライトの一つに挙げられます。84年の「Nuclear Furniture」の後バンドを離れ(当然ジェファーソンの看板を外しバンドはスターシップを名乗ります)ソロ活動に入り、本家が失速し始めた90's新たにジェファーソン・スターシップ・ネクスト・ジェネレーションをスタートさせるのです。
【名曲リレー1755】heartache#2
■Heartache Avenue / Maisonettes('82)
すっかり忘れておりましたが、シティ・ボーイ(5-7-0-5)のメンバーが80'sに入って組んだメゾネッツ(Maisonettes)。メゾネットという言葉がまだ一般的でなかった当時グループ名はイマイチよくわからなかったのです。”Heartache Avenue”('82)は、全英#7まで上がったヒットだそうです。
 
【FC】
映画「真夜中のカーボーイ」(カウボーイでなくカーボーイ!~水野晴郎センセだそうです邦題を付けたのは)といえば、ニルソンの”うわさの男”(フレッド・ニール作)が有名ですが、トゥーツ・シールマンスのハーモニカの調べも印象的なテーマ曲”Midnight Cowboy”も素敵です。僕はアメリカン・ニュー・シネマというと、「明日に向かって撃て」「バニシング・ポイント」にこれがベスト3ですね。