Another Days

tomorrow's another day、some say …

ラヴマネ、ボービッチ

【土曜NW】ラヴ&マネー
ネオアコのブームが終わった頃にスコットランドから登場したフレンズ・アゲインがアルバム1枚で解散した後、ジェームズ・グラント(g,vo)が新たに組んだのがラヴ&マネーです。もう86年になるとネオアコ出身ということも感じられないダンサブルなもの、AOR風、ファンク風など混沌としています。その未整理な分成功に結び付かなかったのかも。ファースト「All You Need Is ...Love And Money」からの”Dear John”です。よくある80's型UKロック。そろそろこういうリアルタイムな音楽はもういいや~と感じた86年でした。
 
【名曲リレー1698】boy#3
■Lonely Boys / Little Bo Bitch('79)
バンド名が米国で引っかかったためロンリー・ボーイズの名前でリリースされたリトル・ボー・ビッチ(日本も右に倣え)は、パンク世代のパワーポップでマーキーでベストバンド賞を取ったとかいうプッシュ文句が今となっては何となくむなしい。リリースはHarvestから。ノー・ダイスほどパブロックに近いわけでもなく、ワルっぽいアイドルとして売るには音楽的するなどやや中途半端。僕は渋谷さんの「サウンドストリート」で知りました。日本盤解説は「音楽専科」でのロンドン・レポートの黒澤美津子さんが書かれててなつかしい!
 
【FC】
97年に出たベス・オートンの2枚目「Trailer Park」に入った”Don’t Need A Reason"です。90's後半からのフォーキーなムードがデジタルな世界にも押し寄せていることを感じさせた1枚。元々はウィリアム・オービットの元でダンスミュージックをやってた人らしいが、ここでのsswらしい手触りは今聞いても十分新鮮。ライナーで宮子和眞氏が「ブレスのひとつひとつまでセンシティヴな感性が息づいている」と書いているが、実にセクシーな歌声です。