Another Days

tomorrow's another day、some say …

ミカバンド、AGD

【月曜の女たち】加藤ミカ
サディスティック・ミカ・バンドが渡英し、ロキシー・ミュージックの前座でツアーに同行した際、出演したBBCのOGWTの動画。小原礼に代わって後藤次利(b)が参加しファンク路線が強調された時期。ミカが登場するのは後半の”Suki Suki Suki”(このタイトルはステッペンウルフに引っ掛けたか?)で、ノーブラ姿が悩ましい。ツアー終了と同時に加藤和彦と離婚そしてミカバンド解散というのは潔すぎ(メンバーは帰国、ミカはクリス・トーマスと暮らすことに)!
 
【名曲リレー1630】falling#3
■Falling Song / Ashton Gardner & Dyke('70)
後期レモ4がそのまま名乗ったAG&Dはgなしでリズム隊とkbのトリオです。時期によってはホーンセクションが付きビッグ・バンド・ロックとなりますが最初期はオルガントリオのごときジャジーな演奏。このファーストに入った曲のモントルーでのライヴです。日本ではジョン・ロードとのからみで語られることが多いのですが、この編成ですけどプログレ色皆無。
 
【先週の読書】
21067■幻想と怪奇3~平井呈一と西洋怪談の愉しみ(新紀元社)
先日6が出て意外と長く持っているのはうれしい限り。やっと読了の3は故平井呈一(この種の古典怪談では伝説的な翻訳者)がらみの旧作や前世紀の古典怪談の旧作8編など。私見ですがある程度インパクトある作品はすでに訳されているので、落穂拾い的なマニアックな部分はあります。”コート”(AEDスミス)、”屋根裏部屋の声”(バレイジ)、”白い蛾”(アスキス)がいいです(2020)。
21068■夏雷 / 大倉崇裕祥伝社
不勉強故全く知らなかったし初めて読む作家さん。あまださんがシリーズものと教えてくれたんでこれから。山岳ものというかハードボイルド。久しぶりに読んだ気がします。読後感悪くないです。間をおいて秋を読んでみたいです(2012)。