Another Days

tomorrow's another day、some say …

ソーニャ、レイチェル

【月曜の女たち】ソーニャ・クリスティーナ(Sonja Kristina)

violinをフィーチャーしたユニークな音楽性だったカーヴド・エアーのフロントvoだった人。バンドが解散後80年に初ソロ「Sonja Kristina」をChopperというレーベルから出しますが、当時黒川にあったマッコイにて一度見かけたものの手持ちなく、次に行ったらもうなかったというよくある話。以後一度も見てません。当時物凄く聞きたかったのですが、今聞いて当時ほど感激するかどうかは謎。基本線はフォークで多少プログレの味付け。ダリル・ウェイ(violin)参加。あと初期ギランのリーム・ノッキーやコリン・タウンズも加わってます。

https://www.youtube.com/watch?v=olJ7-k7ad7A

 

【名曲リレー1427】tonight#2
■Tonight Ricky / Rachel Sweet('80)
レイチェル・スウィートのStiffでの2枚目「Protect The Innocent」のラストに入ったロリータ・ジャズっぽいナンバー。当時ラジオで聞いて以来ひっさしぶりに耳にします。

https://www.youtube.com/watch?v=cUSaLvKKIEc

 

【先週の読書】

イマジン? / 有川ひろ(幻冬舎
お名前がひらがなになった事も知らなかったんで、相当久々の有川さん。誤解恐れずに書きますが、この「軽さ」こそ有川さんの持ち味です。映像制作会社に就職した主人公が体験する現場の数々を描いた「お仕事小説」で深味はありませんけど、泣けそうになる部分もありました。原作を愛する者の映像化作品に対するスタンスを描いた部分は、自身の「植物図鑑」での経験を踏まえたのでしょうねえ…
桐島 部活やめるってよ / 朝井リョウ集英社
久々に再読と思ったら不思議にこれも5年ぶりだった。最初は、桐島を出さずして話を進める「藪の中」方式かな?と思ったことを思い出します。映画を見たので印象が変わってしまった1作。女子の名前がみんな同じに見えるのは年くった証拠です(^^)
幻想と怪奇2~人狼伝説(新紀元社
もうすぐ4が出るというのになかなか読めません。今回は人狼ものテーマに19世紀に書かれた古典から、モダンホラーまで幅広いです。ブラックウッドの”ランニング・ウルフ”の新訳はうれしかったのですけど、”屋敷の主人”(オリバー・オニオンズ)、”闇はもう戻らない”(ジェームズ・ブリッシュ)といった中編の出来がピリッとしないんでやや消化不良気味です。この怪奇幻想ジャンルには全盛期の未紹介の作品は多数ありますけど、未紹介には理由があったのかなあ?とも思ってしまいます。