Another Days

tomorrow's another day、some say …

クリッシー、三度

【月曜の女たち】クリッシー・ハインド
 
プリテンダーズのクリッシーも今年で69だそうです。昨日別のところで”Stop Your Sobbing”(デビュー曲)を貼ったあと、今年の姿が流れてきてああ…と思いました。BBCのLive At Homeでのアンプラグドな”Back On The Chain Gang”です。
 
 
 【名曲リレー1420】fool#3
■Who Ya Trin' To Fool / Sand('73)
オレゴン出身のカントリー・ロック、サンドのデビュー作「Sand」('73)は2枚組ながら、A面とC面にしか音楽が入ってない(音質効果を狙ったのか?)不思議な体裁でした。リリースはアンディ・ウィリアムズのBarnabyレーベル。voのジャック・ミューズドウーファーは80'sにクオーターフラッシュに参加する人だそう。steel-gとハーモニーが心地いいです。

https://www.youtube.com/watch?v=TICQBMkQhms

 

【先週の読書】

シネマ・コンプレックス / 畑野智美(光文社)
今月加筆されて文庫化されたようですが、そっちではなくオリジナルのハードカバー。地方のシネコンで働く人たちのクリスマス・イブのスケッチ。さりげない描写ですけど畑野さんこういうのうまい感じです。ご本人のツイッターでは、仕事ない、生活苦しい、みたいな切実なつぶやきが多く、貢献できてない身としては心苦しいのですが、結構好きな話でした。
神の最後の土地 / ジャック・ヒギンズ(ハヤカワ文庫NV)
これもまあヒギンズ初期の習作的な一冊。第2次大戦前のブラジルを舞台に、出稼ぎパイロットと地元インディオと伝導団の尼僧と伝説的パイロットの話。裏表紙には航空冒険アクション、とありますが、話があちこちに飛び、派手な展開(でもあっさり)なのでちょっとわかりづらいかも。ヒギンズが「化ける」のはこの2年後ぐらいです。
歩道橋シネマ / 恩田陸(新潮社)
ノンシリーズの短編をあつめたシリーズ(変な言い方)もこれで4つ目ですが、総じて今回はホラーっぽい話が多いかな。まあ好みですが、ある立てこもり事件を怪談とからめた「ありふれた事件」、ホッパーの同名の絵をモチーフにした「線路脇の家」、ロマンティックな予感が期待できるまだ書かれてない長編の予告編として書かれた(このパターンが多し)「はつゆめ」、もう名人芸の域に達した「あまりりす」など、短い話多いですが楽しめます(個人比)。