Another Days

tomorrow's another day、some say …

トランザム、REM

【和ものの日曜日】トランザム
 
70年ものでクニ河内やったんでこっちではトランザム。CMや劇伴なども多かったバンドですが、この”あゝ青春”('75)はドラマ「俺たちの勲章」関連曲でした。
 

 

【名曲リレー1345】rain#3

■So Central Rain / REM('84)

実はREMは、セカンドしか聞いたことがない。この頃丁度初来日して東京は大学祭ツアーだったという今では信じられない話。サイケ風味のフォークロックですがパンク以後の疾走感あります。ペイズリー・アンダーグラウンドの流れでいろいろききましたがバーズの偉大さが浮き彫りになります。

https://www.youtube.com/watch?v=msWi0c4tHV8

 

【先週の読書】8月第2週

・終わりなき夜に生まれつく / 恩田陸(文春文庫)

夜の底は柔らかな幻」のスピンオフ作品。登場人物の前日譚を語ってますが、本編読んでからの方が味わいは深いです。恩田さんは結構本編と関係短編(スピンオフ)というのがあって、まとまったものもあれば、アラカルトな短編集(定期的に出てます)に入ったりしてます。しかしこの「夜底」の世界観結構じわじわ来ます。タイトルはウイリアム・ブレイクの詩からとられてますが、やはり同じところから取られたクリスティーの同名作を、恩田さんはインタビューで結構高く評価してました。

・家が呼ぶ~物件ホラー傑作選 /朝宮運河編 (ちくま文庫

オクで落としたのですがうっかり「裁断済み」と書かれてたのを見落としてましてクリップで挟んで読みました。今年出た「家」にまつわる幽霊譚。11作品、314ページで、900円+税はちょっと高い(この値段で買ってないくせに...)。作品数をもう少し増やしてほしかった感じですが、小松左京の古典「くだんのはは」から実話ものまで幅広いジャンル。「夜顔」(小池真理子)の悲し気な感じが素敵でした。

カップルズ / 佐藤正午小学館文庫)

伊坂幸太郎さんが佐藤正午さんの文庫の解説を書いてたのを読んだことがあって、なんとなく佐藤=伊坂ラインは、ミステリとか純文学とかそういうジャンルじゃなく、話の面白さを追求するような作風(書き方変ですが)なのだなあ、となんとなく腑に落ちました。これはある街に住む小説家が耳にした噂話をつづった短編集で、うまいなあ。「俺の知らないところで自分の悪い噂が広まっている」というのはまるで「永遠の1/2」だなあ。

・猫を棄てる~父親について語るとき / 村上春樹文藝春秋

京都の安養寺というお寺の次男として生まれた村上春樹の父親のことを語ったエッセイ。ノモンハンの事を書いた「ねじまき鳥」でも感じたけど春樹さんが戦争に対して思う深い絶望と悲しみが淡々と伝わってきます。しかしこうして一冊の本(100ページ弱)にするほどのものか?とも思いますが。

*今日図書館に行って消毒器を初めて使った。