Another Days

tomorrow's another day、some say …

パムローズ、グレイプフルート

【月曜の女たち】パム・ローズ(Pam Rose)
77年当時レコ屋で見つけたら買ってしまいそうなジャケット。詳細不明ですがカントリー系のssw。Capitolから出た「Pam Rose」がデビュー作でピート・ドレイクがprodしたナッシュヴィル録音です。シングルになった”Midnight Flight”です。

【名曲リレー1304】yes#2

■Yes / Grapefruit('69)

ヨーコ・オノの詩集からバンド名を取ったグレイプフルートは、バッドフィンガーのライヴァル的なビートリーなポップ。結局はAppleからアルバムを出せませんでした。ファースト「Grapefruit」に入った”Yes”は超名曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=S4cTG1eYLvU

 

【先々週の読書】6月第4週

■私と踊って / 恩田陸 (新潮文庫)

数年ごとに出るノンジャンルの寄せ集め短編集。これは3つ目ですがいつもなら載ってる初出元がなく、書き下ろしも含んでる様。対になったようなものもいくつかあって恩田アラカルトが楽しめます。短編というか散文的なものもあって、そういうものだけ集めた「六月の夜と昼のあわいに」のような短編集は激しく苦手なんですが。一番ぐっと来たのは星新一トリビュートの「忠告」と「協力」。「中庭の出来事」のスピンオフ「弁明」、台湾ものの「台北小夜曲」と「火星の運河」です。ブローディガン・トリビュートの「東京の日記」はSTAY HOME時期と妙にシンクロしてちょっと怖い。

■熱球 / 重松清新潮文庫

一言ではいい表せませんが、①県大会決勝まで進みながら不祥事で決勝戦を辞退した高校野球部員の20年後、②東京から過疎化した故郷へ娘と転居、③主人公は元出版社勤務妻はボストンへ留学、④1年前に亡くなった母は勝手に二世帯住宅を建て、そこには老父が一人、といろんな条件を重ねた、帰郷もの&元高校球児もの。重松タッチ冴えます。