Another Days

tomorrow's another day、some say …

ミンク、ZZ

【名曲リレー1207】word#3

■Each Word's A Beat Of My Heart / Mink Deville('83)

ミンク・デヴィル(ちなみにデヴィルは悪魔のDevilではなく仏語で街のDe Villeの意味。だから77年のデビュー作「悪魔のパンクシティ」は全く的外れではないんです)は、ウィリー・デヴィルのプロジェクトで、デビューはNYパンクの流れでCBGB'sを根拠にしてたとかの話でしたが、音楽的には結構違います。「Where Angels Fear To Tread」(Atlantic)からの”Each Word's A Beat Of My Heart”はストリート・ロック風味ながら落ち着いた感じ。意外とトム・ペティあたりに近いものも感じます。

https://www.youtube.com/watch?v=YDrWiN9OO_0&t=122s

 

【火曜は君の名は?】Leila / Z Z Top('81)

Layla”ではないのですが”Leila”。いったいどうしてしまったんだ、ZZトップ!と当時ラジオから流れてきたのを聴いて思ったものでした。ゆるいカントリーロック風のメロディアスなナンバーでまったくZZらしくはないんですが、こういうの好きな軟弱な僕です。

https://www.youtube.com/watch?v=lJ6emENK8Wc

 

【先週の読書2020】(12)3月第3週

・「短編ミステリの二百年1」は細かく書いたんで割愛。楽しみなアンソロジーだと思います。

・「何者」と「何様」(朝井リョウ、新潮社)は久々に再読。就活もしてない自分には意味不明の~という枕詞を毎回使ってますが、就活という話だけでなく、ネット世代のSNSのやり取りの怖さ、もろさを感じるのが「何者」。そして「何様」はスピンオフ短編集というふれこみですが、独立した話で、前作を知ってるとより楽しめるという内容。恩田さんの「祝祭と予感」に感じたうす~い感じへの不満をここではあまり感じないのは、しっかり書き込んでいるからでしょうね。とりわけ光太郎の高校時代のエピソード「水曜日の南階段はきれい」にはホロリ。表題作の主人公は「何者」のラストで拓人の隣の面接の学生だった(ものすごい重箱の隅やん)。