Another Days

tomorrow's another day、some say …

スクワイア&ホワイト、ヴァニティ

【月曜A&B】クリス・スクワイア&アラン・ホワイト
 
その昔は聞きたくてたまらなかったシングルのみのこういうコラボ曲"Run Of The Fox"も今では手軽につべで聞けます。81年なんで「Dorama」のあとですね。歌詞はピート・シンフィールドが書いてるみたい。リコーダーが牧歌的ですが軽快な曲。B面は”Return Of The Fox”と対になってます。こっちにはデイヴ・ローソン(グリーンスレイド)や奥さんのニッキー・スクワイア(のちにエスクワイア)も参加してるよう。
 
【先週の読書'20】④1月第4週
・年明けにまたもオクでヒギンズを何冊か落としたのです。そのうちにワンパターンだって怒り出すぞきっと(リアルで読んでた時もそうだったから)。さて「テロリストに薔薇を」(ジャック・ヒギンズ、ハヤカワ文庫NV)は、第二次大戦秘話だった「鷲は舞い降りた」での重要人物のリーアム・デブリンが80's当時の現代作品にも登場しヒギンズ的世界がつながってることを示した1作。以後「使いまわしの天才」と呼ばれるような設定、ネタの使いまわしが始まります。でも悪くない。
・「僕らのごはんは明日で待ってる」(瀬尾まいこ幻冬舎)は未読だった瀬尾作品。タイトルなんかヘンですよね。ハートウォームな話ではありますが、ちょっと乗れない。
・「手のひらの京」(綿矢りさ新潮文庫)は別で書いたんで割愛。傑作であります。

・「いのちのパレード 」( 恩田陸実業之日本社文庫)は、≪奇妙な味≫系の作品が多い「異色作家短編集」(早川書房)インスパイアされた奇想コレクションといった感じの短編集。少し開いた扉などの隙間を異様に怖がる少年の話「隙間」、移動する国を主人公にした寓意に満ちた「走り続けよ、ひとすじの煙となるまで」、東西に分断され戦争状態にある近未来の日本の日常的なスケッチ「橋」、神の視点で生物の進化を語る「いのちのパレード」、後味の悪さは満点のいかにも恩田的な「SUGOROKU」など多彩です。

  

【名曲リレー1146】ride#2

■Hitchin' A Ride / Vanity Fare('69)

いつもピケティウィッチとよく間違えてましたが、ヴァニティ・フェアは女性なし。リコーダーの入った軽やかな”Hitchin' A Ride”は、キャッチーなメロディーで大好きな曲。ロックと呼ぶにはポップすぎますが、イギリスには当時こういうバンドも多かったのです。マレイ=カランダー作品。

https://www.youtube.com/watch?v=s4pArjPVA-8