Another Days

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ミッチ、ファイアフォール

【名曲リレー1147】ride#3

■Jenny Take A Ride / Mich Rider & The Detroit Wheels('65)

(1)ミッチ・ライダー&ザ・デトロイト・ホイールズが、65年に”Jenny Take A Ride"と言うタイトルで出たシングル(#10)で、元々リトル・リチャードのナンバーに、チャック・ウィルスの"C C Rider"の一節が挿入されてたんで、2曲のメドレーとして表記。日本盤は邦題の”ジェニ・ジェニ・No2”というのは、リトル・リチャードの”Jenny Jenny”(ジェニ・ジェニ)に続くヒットだったから、こういう邦題になったんではないんでしょうか(今となっては意味不明)?

この辺のことは以前調べて書いた記事があって、それを再録。

(2)”Devil With The Blue Dress On”(ショーティ・ロングのオリジナル)と”Good Golly Miss Molly”(リトル・リチャードのオリジナル)をメドレーにした"悪魔とモリー"が66年にヒット(#4)。(1)を加えたこの4曲がいわゆる「デトロイト・メドレー」として知られています。

(3)そのデトロイト・メドレーを一躍有名にしたのはブルース・スプリングスティーンがステージでカヴァーしたことで、日本では80's初めに「No Nukes」のライヴ盤で初めて披露されたこのメドレーが、ボスの初ライヴ・ヴァージョンだった事もあって結構話題になりました。

(4)話を”ジェニ・ジェニNo2”にもどしますと、僕が最初に聞いたのは、佐野元春の「サウンド・ストリート」の「グッド・オールド・ソングス」の66年編でした。今枝さんが挙げられた日本盤シングルには昔のポッカの缶コーヒーの様なイラストが載ってて、映画「C・C・ライダー」主題歌とあります。これは「C・C&Company」という原題のバイク映画で、アン・マーグレットが出てたと記憶しています。

(5)”C・C・Rider”は、本当は”See See Rider”だったそうですが、アニマルズがカヴァーしたヴァージョンでは(66年)、途中に"Jenny Take A Ride"という一節が盛り込まれ、これははるかデトロイトのミッチ・ライダーへのリスペクトなんでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=TrOvQ9JAf3g

 

【火曜は君の名は?】Even Steven / Firefall('77)

フライング・ブリトウズのリック・ロバーツとゼファーのジョック・バートレー、ジョ・ジョ・ガンのマーク・アンデスを中心としたファイアフォールは、ポップロック時代のマナサスという評価でした。2枚目「Luna Sea」からの”Even Steven"はダイナミックなアメリカン・ロックを展開。オーヴァー・ストリングスな曲もありますがライヴはもっとエキサイティングです。

https://www.youtube.com/watch?v=t7HI5fSJMaY