Another Days

tomorrow's another day、some say …

ジャガボイ、ジヴォン、おかあさん

【火曜A&B】Dancing In The Street / Mick Jagger & David Bowie('85)
即席デュオも入れときましょう。Live Aidのためのナンバーだったかな。ソロを出したばっかりのミック・ジャガーとボウイの共演。PVみると二人ともかなりのテンションであっちの世界に行ってしまってる感じ。オリジナルはマーサ&ザ・ヴァンデラスのMotownナンバー。もちろん#1になりました。
 
 
【名曲リレー1085】wild#2
「さすらい」も人気盤ですが愛着度では「Bad Luck Struck In Dancing School」(’80)も負けません。今となってはなつかしの西海岸テイストがあちらこちらに。最後に入った”Wild Age”はデイヴィッド・リンドレイのゆるやかなうねりを持ったラップ・スティールが心地いいです。コーラスではグレン・フライドン・ヘンリーが加わるAsylum印。
 
 

【映画懐かし地獄】おかあさん(’52日本)

東京物語」でご存命なのは香川京子さんだけだそう、と書いてもう7年。いつまでもお元気で~「ふたりっ子」で朝ドラ出てたのもこの前の事のようです。貧しくても前向きに生きるこの映画本当に素晴らしく、もらわれていった長女のシーンで涙ほろりでした。映画の中の映画がエンドマークで、えっもう終わり?というシーンは市川準監督が「つぐみ」で引用してました。成瀬監督で一番好きとは言いませんけど5本の指には入ります。

 

夜ごとの美女香川京子
香川京子を「白いブラウスの似合う小学校の先生」と評したのは川本三郎氏(@「君美わしく」)でした。溝口、小津、成瀬、黒澤の4巨匠の作品にたびたび起用されたのは早くからフリーとなり、いわゆる六社協定のしばりにかからなかったからと言われています。思えば小津の「東京物語」('53)の出演者中唯一の存命者とか。数年前朝ドラに出演されてて(と思って調べたら「ふたりっ子」はもう16年前のドラマでした)、あの「東京物語」の!と思ったことが懐かしい。去年は国立近代美術館フィルムセンターで「映画女優 香川京子」という展覧会、特集上映が組まれたばかりです。失礼ながら老いてもかわいらしい感じがするのはやはりこの人らしい。僕としては何と言っても成瀬監督の「おかあさん」('52)です。母(田中絹代)を思う娘(香川)目線で語られた貧しいけど愛情いっぱいの家族の物語。初めて銀座並木座で見た時は涙ほろりでした。
黒澤作品では「天国と地獄」での三船敏郎の奥さん役、「赤ひげ」の狂女役もすごかった。