Another Days

tomorrow's another day、some say …

ベイブ・ルース、ワイルドワンズ、終電車

【名曲リレー1084】thing#3 
 
■Wild Thing /  Jordan Christopher & The Wild Ones('65)
 
 ”Wild Thing"という曲も世代でだれがやったか、というのが違いますね。元々はsswのチップ・テイラーが書いた曲。オリジナルはジョーダン・クリストファー&ザ・ワイルド・ワンズというバンドだったそう。その直後にイギリスのトロッグスがヒットさせ、ジミヘンがワイルドにカヴァー、70’sに入るとファンシーが女性voでカヴァー、近年では映画「メジャー・リーグ」で使われたXのヴァージョンですね。貼ったのはオリジナルですけど、トロッグスのヴァージョンでもそうですが、実はへっぽこなローファイなムードな曲なんです。
 
【月曜の女たち】ジェニー・ハーン
 
ヘソ出しコスがあまりセクシーに見えないジェニーはんをフィーチャーしたベイブ・ルースもブリティッシュ・ロックとしか言いようがない複合ジャンル(このパターンはファミリーとかパトゥーとかいろいろありますが)型の音楽性です。黒人percがゲストの珍しいTVライヴ。74年のOGWTです。
 
 

【映画懐かし地獄】終電車(’80仏)

ドヌーヴ体調大丈夫だったんでしたっけ?トリュフォー作品の中では割と重く感じた作品でした。

 

【月曜名画座終電車('80仏)

監督:フワンソワ・トリュフォー
出演:カトリーヌ・ドヌーヴジェラール・ドパルデュー

フランス人にとってナチスの占領下にあった第2次大戦中の出来事は特別なものなんでしょう。トリュフォー作品で最大のヒットとなったこの「終電車」は、この時期の演劇人の話。ユダヤ人を迫害するのはナチだけでなく親ナチの密告する同胞たちという部分で痛みがありますが、今回そういう話ではなく、劇団の代表がユダヤ人の為国外逃亡と見せかけて、劇場の地下室に潜み新作を演出すると言う話。タイトルの「終電車」は、11時以降は戒厳令のため皆、終電車を逃せないところから来てますが、この言葉から受ける男女間のメロウなイメージは、映画の中ではあまり感じられません。