Another Days

tomorrow's another day、some say …

エコバニ、ドゥービー、ガープの世界

【土曜日は世界一周】Seven Seas / Echo & The Bunnymen('84)
さてアフリカの南端まで来てどうしようか考えたのですが、大西洋を西に向かうとブラジルです。ただこの間、南大西洋にはイギリス領の孤島群があります。「セントヘレナアセンションおよびトリスタンダクーニャ」と呼ばれる地域で3つの大きな島(といってもこの3つはものすごく離れてるのですが)をまとめてこう呼んでいます。南アフリカに一番近いトリスタンダクーニャ島には「エディンバラ・オブ・ザ・セヴン・シーズ」という集落があって、世界で最も孤立した村とも呼ばれてるのだとか。なんでかというとここに一番近い集落は北に2000km離れたセント・ヘレナなのですから。というわけで、エコバニの”Seven Seas”です。
 
 
 
【名曲リレー1075】breakdown#2
■Steamer Lane Breakdown / The Doobie Brothers('78)
 
マイケル・マクドナルドが主導権を握った70’s後半のドゥービーにあって「Minute By Minute」の商業的成功が、もうこの路線で行くことが正式決定された感じでした。このアルバムは十分都会的なのですが、パット・シモンズ主導の従来路線(それでもずいぶんマクドからの影響を受けてますけど)も半数くらいあって、まだどっちに転ぶのか予断を許さない(ライヴはいつも通りだったので)ようにも見えました。シモンズ作のこのブルーグラス調のインストもまた、今となっては異色曲かも。
79年に日本公演のライヴから。
 
 

【映画懐かし地獄】ガープの世界(’82米)

世の中には眼鏡をかけると美しさが下がると考える変わった人たちもいるらしいのですが、眼鏡姿のメアリー・ベス・ハートが美しいこの作品で僕はジョン・アーヴィング(原作者)とロビン・ウィリアムズを知ったのでした。人が死にまくるけど、あっけらかんとした感じはアーヴィング作品らしいです。名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督の晩年の傑作でした。

 

【女優さん】メアリー・ベス・ハート(Mary Beth Hart)

メガネ姿の女優さんが好きです。理知的な感じがするメタルフレームの姿には特に惹かれます。「ガープの世界」でのメアリー・ベス・ハートの役柄はまさにそう。まだ有名でなかった頃のロビン・ウィリアムスを主人公(T.S.ガープ)にした寓意的な物語(原作はアーヴィング)の映画化でした。このジョージ・ロイ・ヒル監督の晩年の傑作にメアリー・ベス・ハートはしっかり花を添えていました。これ以外「インテリア」ぐらいしか縁がないのですが…