Another Days

tomorrow's another day、some say …

肉郎、セッツアー、がんばれベアーズ

【水曜は君の名は】Marie Ptovost / Nick Lowe('78)
 
ブリンズレー・シュワーツ時代からニック・ロウの作る曲は独特なポップ感がありましたが、パブロックの時代からパワーポップの時代となりStiffでシニカルなユーモア曲をシングルにして連発してた頃、意外と60'sポップ的なメロディアスさに惹かれてました。Stiffの社長だったジェイク・リヴェラが作ったRaderから出たファースト「Jesus Of Cool」はもう大好きな1枚。”Marie”は”Tonight”と並んで甘さのあるパワーポップです。
 
【名曲リレー1065】dream#2 
■Boulvard Of Broken Dreams / Brian Setzer('86)
ストレイ・キャッツの熱心なファンではないのですが、メインストリームの米ロックがどんどん好みから離れて行ってしまった頃、心の支えだったのは、トム・ペティスティーヴィー・ニックス、ローン・ジャススティスらジミー・アイオヴァインがかかわったルーツロック(という言葉はなかったまだ)テイストのものでした。セッツアーの「The Knife Feel Like Justice」('86)はアイオヴァインがらみではないけど似たようなテイストを感じます。PVはパリで撮られてます。豪快なオルガンはチャック・リーヴェル(PVでは違います)。

【映画懐かし地獄】がんばれベアーズ(’77米)

スポーツものというジャンルがあります。主に弱いチーム(プレイヤー)が苦労を重ね、勝ってゆく話。はっきりいってワンパターン。着地点が決まっているので、そこへ導く過程がなかなか難しい。奇をてらって、あっけなく負けるパターンもあるが、そうなると勝敗以外のところに重点を持ってゆく必要がある。超弱小チームが、いくら強力助っ人の加入(ここではテイタム・オニールジャッキー・アール・ヘイリー)があったとしていきなり強くなるのは難しい。だから準優勝というのもなんとなくウソくさい。けれどベアーズの面々の個性あふれるキャラクターとひたむきさに惹かれ、ついつい見てしまうのです。イノセンスという状態からかけ離れた今見ても、見入ってしまう部分があるので、ピュアだったあの頃にはぐっと引き込まれたのだろうなあ。中学の頃、テイタム・オニール派とジョディ・フォスター派に分かれていた(同じパターンで、オリヴィア・ニュートン・ジョン派とスージー・クアトロ派に分かれてた)が、当時のジョディーは、妖艶な12歳の娼婦を演じた「タクシー・ドライバー」やミュージカル「ダウンタウン物語」が話題で、「白い家の少女」はまだ日本に入ってきてなかったので、心情的にテイタム派だったのでしょう(あまり覚えてない)。「ベアーズ」は3本目になるが、瑞々しさいっぱいでした。その後ティーンスターから大人の女優への転換期に作品に恵まれず、80's初めにはB級な作品に出るようになり、引退。テニス・プレイヤーのマッケンロー夫人となりマスコミをにぎわしたこともありました。僕より一個下、本日誕生日なり。監督はスポーツものが多いマイケル・リッチー。