Another Days

tomorrow's another day、some say …

マクジャイ、ニックス

【火曜A&B】マクドナルド&ジャイルズ
 
そもそもキング・クリムゾンの母体となったのはジャイルズ、ジャイルズ&フリップでこれにマクドナルドが加わる形でKCに発展したのでした。で「宮殿」の後、脱退した、イアン・マクドナルドとマイク・ジャイルズが組んだのがM&G。70年に残した唯一作品はクリムゾンの叙情性を引き継ぐ1枚でした。”Flight Of The Ibis”は、”Cadence & Cascade”の元曲。bassは弟ピーターが再び呼び戻され、この兄弟はクリムゾンの同時期の「Poseidon」にも客演してます。今ではこう思う人は少数かもしれませんが爆音デノイジーな中期クリムゾンよりも初期の(シンフィールドがいた頃のスタジオ盤の)叙情性に惹かれるファンは、マクドがM&G後一線から退いていた(prod業はありましたが)のが大いに不満だったのでしょう。復帰したフォーリナーはそういうバンドではなかったし。だから時間はかかりましたが21st・センチュリー・スキゾイド・バンドとしてカムバックした時は大いに盛り上がった(一部でですけど)のでしょうね。
 
 
【名曲リレー1064】in#3 
 
■In Your Dreams / Stevie Nicks('17)
 
ユーリズミックスデイヴ・スチュワートがprodした「In Your Dreams」は近年のスティーヴィー・ニックスの作品の中では一番好き。もはや声はどんどん低くなり、スタジオで加工してることも明らかですが、何よりも曲がいいです。疾走するロケンローのタイトル曲は文句なしのカッコ良さです。マイク・キャンベル、ワディらおなじみの人たちが参加。