Another Days

tomorrow's another day、some say …

ニコレット、アフロディテス

【名曲リレー969】just#3

■Just In The Nick Of Time / Nicolette Larson('79)

ニコレット・ラーソンが、78年にWBからデビューする以前から実力派のバック・アップ・シンガーとしてニール・ヤングコマンダー・コディのバンドで歌ってた事は知られていました。70'sの正統的なカリフォルニア・ロック(のスピリット)は、80'sに入ると商業化の波に呑まれ、AORといわゆる産業ロックとによって駆逐されてメインストリームから去ってしまうのですけど、その最後の光がニコレットのセカンド「In The Nick Of Time」でした。カリフォルニア・ロックが持っていたナチュラル感、ルーツ・ロックへのリスペクトなどが感じられたこのアルバムは、リトル・フィートとドゥービー直系の音をきかせます。タイトル曲はロニー・モントローズのgソロも聞かれます。

https://www.youtube.com/watch?v=uqF-sLMehL4

 

【土曜は世界一周】Rain & Tears
ギリシアのミュージシャンで思い出すのは、シンセ弾きとして有名になるヴァンゲリス・パパタナシューのいたアフロディテス・チャイルド。メンバーはギリシア人ですが、軍事クーデターのため海外で結成され、活動拠点はフランスだったそう。60’sの演奏はメロディアスなポップ曲中心で、”Rain And Tears”('68)はイタリアで#1になったそうです。バンド名はギリシア神話の美の女神アフロディーテからですが、アフロダイAや箱根アフロディーテを思い出す方も多いはず。
https://www.youtube.com/watch?v=UOJYGJsm4Zk