Another Days

tomorrow's another day、some say …

アル、ブロンディー、プリテンダーズ

【名曲リレー913】high#2
■The Tide Is High / Blondie('80)
 
パラゴンズのスカをカヴァーし見事に#1にしたブロンディーのこれはアーティスト・パワーでしょう。問題作でもあった「Auto American」から。
 
 
【鱧の40曲】32・Middle Of The Road / The Pretenders('83)
 
”情熱のロックンロード“なんてふざけた邦題がついてましたけど、アタシも三十路で~なんて歌詞でした。クリッシー・ハインドのカッコ良さはロックにオンナの部分を持ち込んでないからだなあ、と思ってました。たまに見せる女性らしさにハッとしたり。エンディング近くで吹く鱧にもしびれます。やっぱりビートバンドだなあと感じました。ちなみに新メンバーです。
 
 
【土曜は世界一周】2・Roads To Moscow
 
アエロフロート直行便で約10時間(「さらばモスクワ愚連隊」(五木寛之の初期の傑作で加山雄三主演で東宝で映画化されました)の時代なら船ですが)。着いたのはモスクワです。80’sまで、英米ロックでロシア人は大体悪者として描かれますね。「愛の吟遊詩人」(と日本のRVCはマジで宣伝した)アル・スチュワートの歌う”Roads To Moscow”は、Epic時代の「Past Present Future」('73)に入った10分近い叙事詩で、第2次大戦のソ連のドイツ侵攻を歌ったものです(ドイツ軍がクレムリンまであと少しのところまで行くのですが、厳しい冬の気候により補給線を絶たれ敗退)。歌詞はロシア兵の視線で書かれています。流ちょうなアコギはアル自身。クィヴァーやブリンズレー一派が参加しています。70's後半のショット・イン・ザ・ダークを率いた時期の動画はよく見ますが、ナチュラル・アコースティック・バンドのクリシア・クリスティアン(vo)をフィーチャーしています。