【紫一家の50曲】17・Sail On / Zephyr('69)
トミー・ボーリンの初期のキャリアであるゼファー(Zephyr)は、2枚のアルバムがABCとWarner Brosにあります。ジャニス・タイプの女性シャウター、キャンディ・ギヴンスをフィーチャーしたブルーズ・ロックで、ハッとするようなフレーズをボーリンは弾いています。僕はこのファーストのジャケの色合いがとても好きなのです。69年の「Zephyr」からのこの曲はコンパクトにまとまっています。
https://www.youtube.com/watch?v=UXX0AQ75GQk
【木曜は重箱の隅的・Fのヒト】トーマス&リチャード・フロスト
Rev-Olaから出たCDは見かけたことがあったけど詳細不明だった、トーマス&リチャード・フロストは72年にUniに1枚出しただけのフォーキーな米デュオです。曲にもよるけど結構72年とは言えない新しさがあったりします。要チェックかも。ロン・タット、ベン。ベネイ、ラリー・ネクテル、マックス・ベネットらスタジオ職人が手堅いバッキングをしています。この小気味よいフォークロックは気持ちいい。
【名曲リレー759】rock&roll#3
■Rock And Roll Band / Eire Apparent(’70)
エアラ・アパレントは60‘s終わりにベルファーストで結成されたサイケ・ガレージ・バンドで、同じマネージメントのジミ・ヘンドリックスの北米ツアーに同行し、ジミのprodで「Sunrise」(Buddah)を残しています。ジミのgがダビングされたこのアルバムはやりすぎ(やられすぎ)の評価もあるのですが、個人的には文句なし。sswとして一部で名を馳せるアーニー・グラハム(vo)やフランキー・ミラーの下で活動するクリス・スチュワート(b)をフィーチャーしておりました。
https://www.youtube.com/watch?v=QRbRS3s6tbo
【A To Z】「EARTH」(アース)
ジェファーソン関係では「Volunteers」と並んで僕の一番好きなアルバムです。グレイス=マーティ=ポールの3頭時代ですが、今ではグレイスしか残ってないのが残念でなりません。芳醇という言葉がぴったりのいろんな音楽がミックスされたこの時期のジェファーソンは最高でした。