Another Days

tomorrow's another day、some say …

ウィングス、トラピーズ、ラフD、Danny's Song

【水曜は70年代ポール】3・Hi Hi Hi('72)

グリース・バンドからヘンリー・マカロック(g)が参加して5人組となったウィングスのサード・シングルで「Red Rose Speedway」セッションの先行シングル。タイトルがドラッグを意味するHiだし(しかも3つも)、ポールもセックス・ソングと語った事から案の定BBCで(”アイルランド”に続いて2作連続で)放送禁止になったものですが、スライドも入った強力なロックンロールです。エンディングでスピードアップして終わるあたりのロックンローラー・ポールも楽しい。#5(UK)/#10(US)と言うチャートリアクション。72年12月リリース。日本盤シングルは右利きとなった有名な裏焼き写真でした。

https://www.youtube.com/watch?v=LzNo8-3awcM

【名曲リレー758】rock&roll#2

■Rock And Roll / Rough Diamond(’77)

“Rock And Roll”というシンプルなタイトルはゼッペリンの有名曲があるのにあえてかぶせてきたのはラフ・ダイアモンドです。ユーライア・ヒープを諸事情でクビになったデイヴィッド・バイロン(vo)がハンブル・パイのクレム・クレムソン(g)と組んだ77年の大型スーパーグループで、Islandも東芝EMIも結構宣伝に力を入れましたが時代が悪かったのかさっぱりでした。dsはイースト・オブ・エデン~ウィングスのジェフ・ブリットンでしたが先の2人に比べると小粒です(^^) ハードロックとして売り出そうとしたのが失敗だったのかも。この”RockAnd Roll“も都会的なバッド・カンパニーみたいな味わいがあります。saxはだれだろう?
https://www.youtube.com/watch?v=b0Pd0fUyweg

 

Rough Diamond

Rough Diamond

 

 

【紫一家の50曲】16・Meet Me On The Ledge~Open My Eyes / Trapeze('69)

グレン・ヒューズのいたトラピーズは、Thresholdと契約し、ファーストがムーディー・ブルーズ調、トリオになったセカンド以降がハードロック、と言うのが定説でしたが、そんな単純な問題ではないことが分かる動画です。69年のライヴはThresholdからデビュー以前で、大所帯の頃。フェアポート・コンヴェンションもやった有名なトラッド”Meet Me On The Ledge”とトッド・ラングレンのナッズのカヴァー”Open My Eyes”です。ライヴは結構エキサイティングだったようですね、初期も。

https://www.youtube.com/watch?v=Jv8UhtQ56j0

【A To Z】”Danny's Song"(ダニーズ・ソング)

ロギンズ&メッシーナのファースト「Sittin' In」に入ってたケニー・ロギンズが兄、ダニー・ロギンズの事を歌った曲です。もともとはデュオ組む前にやっていたゲイター・クリーク(ここにはセッションgtrとして名を馳せるマイク・ディージーと奥さんのキャシーもおりました)時代のナンバー。アン・マレー、ジョン・ヘンリー・カーツら数多くのカヴァーがあります。でその兄ダニーは音楽畑に進み、英CBSにてイギリスのバーズ、スターリー・アイド&ラフィングやモット・ザ・フープル、セイラーなんかをprodしてるのも面白いです(Dan Logginsとして)。

https://www.youtube.com/watch?v=aPREPDY8ZWg