Another Days

tomorrow's another day、some say …

志賀、エコバニ

【月曜和もの80's】Rainy Day Hello / 志賀真理子('87)

引退後LAにて自動車事故で亡くなってしまった志賀真理子の”Rainy Day Hello”(’87)はもちろん杉真理が書いた須藤薫のカヴァーです。志賀はミンキーモモの主題歌でデビューしたアイドルですが、らしからぬ本格派でした。その悲劇的な死を思うと無念だったろうなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=JFAiGFYbink

 

 

【名曲リレー2696】back#2

■Back Of Love / Echo &The Bunnymen(’82)

いい感じでエコバニにつながりました。「Porcupine」に入った“Back Of Love”は鋭いgが切り込むバニーメンの初のヒット(全英19位)となりました。ライノトニング・シーズことイアン・ブローディーがprod。

https://www.youtube.com/watch?v=w1B6LrOmNsg

 

【先週の読書】

24063■うたうとは小さないのちひろいあげ / 村上しいこ(講談社

24065■空はいまぼくらふたりを中心に / 村上しいこ(講談社)
バグリイの読書が結構ハードだったんで、癒すために久々の中田高校うた部の活動を通して語られる青春もので。特に第2作「空はいま」は、トランスジェンダーの問題をさらりと入れつつドラマチックな展開に思わず、膝を叩きます。作者の村上さんは児童文学出身の人なので、ラノベ寄りの部活ものの話とは少しテイストが違います。大会中相手高校の生徒が詠む短歌もまたいいのです。
24063■ウエストウィング / 津村紀代子(朝日新聞出版)
「エヴリシング・フロウズ」の主人公ヒロシが小学生だった頃の話。おんぼろビルの倉庫に何となく集う互いに面識のないOL、会社員、小学生のメモを残すやり取りから親しくなり、何かが起きる~わけではなく最後までなんとなくあと2人はあれとあれだろうとお互いに思ってる終わり方で、ちょっと不満でした(まあそういう話ではないのでしょうが)。(2012)
24064■骸骨乗組員 / スティーヴン・キング(サンケイ文庫)
扶桑社がサンケイ出版だった頃の話。キングの第2短編集「骸骨乗組員」が3冊に分かれて出るという話で大いに盛り上がった遠い昔の話(86年)。最初に出たこれはすでに「闇の展覧会」というアンソロジーで紹介されてた中編”霧”(映画「ミスト」の原作)にアマチュア時代の習作を加えたものでした。映画は未見ですがラストは改変されてるらしい。原作のヒッチコックの「鳥」を思わせるラストの余韻(「展覧会」ヴァージョンとはまた少し違うのですけど)がよいです。(1985→1986)