Another Days

tomorrow's another day、some say …

ダンデライオン、ワー

【オムニバスを聞く日曜】89・There Is Some Fun Going Forward ...Plus~Dandelion Rarities Vol.1(See For Miles:SEECD427-UK’95)

BBCのDJを務めたジョン・ピールが作ったユニークなアンダーグラウンドなレーベルがダンデライオン(Dandelion)です。ケヴィン・コインがいたサイレン、ユニークすぎる二人組メディスン・ヘッド、スモーキーな歌声のブリジット・セント・ジョン、へヴィなサイケのスタックワディ、ホールワールドのロル・コクシルなどを集めたサンプラーが「There Is Some Fun Going」('72)で、持ってたSee For MilesからのCDはボーナス付きなんでPlusという文字が最後についてます。全体にモノトーンですけど悪くない。まあ五目味というか珠もあれば石もある感じ。
 
sswなのですがゴージャスなオーケストレーションでMORに近いクリフォード・T・ワードはCharismaに何枚かLPがある人。Dandelionに残した”Anticipations”は、親しみやすいメロディーでまあ好きなタイプです。

https://www.youtube.com/watch?v=NFwQEIoqzrg

スタックワディは、エドガー・ブロートン・バンドに通じるガレージ風ハードロック。同じフレーズを反復させ酩酊感を持たせる手法はサイケ的です。”Mama Keep Your Muth Shut”もそのタイプ。

https://www.youtube.com/watch?v=LT9hJZvAkfw

 

ケヴィン・コインのサイレンは2枚で解散してしまいましたが小型ジョー・コッカーともいえるコインのvoはもっと評価されてもいいかも。広い意味でのパブロックにも入りそうな”The War Is Over”です。

https://www.youtube.com/watch?v=pBcvn7N6NIw

 

 

 

 

【名曲リレー2695】come#3

■Come Back / The Mighty Wah(‘84)

リヴァプール出身のピート・ワイリーのマイティ・ワーは、ネオサイケと呼ぶにはポップすぎる感じ。当時エコバニジュリアン・コープといったクルーシャス3の同期に比べてフツーのポップ曲だなあと思ったものでした。Beggar‘s Banquetから出た「A Word To Wise Guy」からの“Come Back”はBBCのDJジョン・ピールが激賞したという話。

https://www.youtube.com/watch?v=ph57IaYdEsY