Another Days

tomorrow's another day、some say …

マック、ジェネシス

【木曜はマック関連】8・Sara('79)

ティーヴィーが2枚組「Tusk」('79)で書いた5曲はどれも印象的ですが、一番有名なのはセカンド・シングルとなった”Sara”でしょう。アルバムでは6分を超えるナンバーをシングルでは4分台に編集。アルバム・ヴァージョンとシングル・ヴァージョンは違うのですが、まあ長いか短いかの話です。タイトルのSaraに関しては、リンジーと別れたスティーヴィーはその後ミック社長とも恋愛関係にあって、ミックとの関係を終わらせる存在だった女性の名前とも、当時のBFドン・ヘンリーとの間に出来たけど、結局は流してしまった娘(ロックスターとして生きるための苦渋の決断だったことを公式にインタヴューで語っていて、この辺のストレートなアティチュードが女性に支持されるんでしょうね)に名づけるつもりだった名前とも、言われてます。まあゴシップ的な事、プライヴェートな事はよくわかりませんけど、赤裸々に語るスティーヴィーはホント凄いです。

 エコーをかけた歌声が又スティーヴィーのけだるいムードに合っています。最初のデモは16分あったと言われていますが、不思議とこの曲あまり長さを感じさせません。最高位7位。
動画はTuskツアーでのライヴ(5分弱に編集されてます)ですが、このあたりからスティーヴィーのフェミニンなファッションがどんどんアガってきます。このルックスとフェミニンな衣装と低いガラガラ声というのはギャップ萌えです。

https://www.youtube.com/watch?v=9bWGy0K5VF0

 

【名曲リレー2692】away#2

■Throwing It All Away / Genesis(‘86)

「サブスクでジェネシスを知った若人に「Invisible Touch」を気に入ったら、他のプログレを聞かずに他の80’sロックを聞きなさい」といったくだりがお友達がやってる動画チャンネルで流れてて笑ってしまいました。確かにプログレから始まったジェネシスもこの頃になると、堂々たるブリティッシュ・ポップ・テイストを打ち出したバンドで流れるようなメロディーとスムーズな演奏力で聞かせます。ちょうどCharismaがVirginに吸収され日本では東芝から出てた時期でずいぶん明るいイメージでした。この”Throwing It All Away“もとてもききやすいナンバーです。

https://www.youtube.com/watch?v=Bj-_1zcVYb0

 

■ヘリクツBOY / 戸川純('85)

昨日のフランソワーズ・アルディの訃報で最初は、戸川純の”さよならを教えて”のカヴァーを貼ろうと思ったのですが、あまりに重くて断念。一夜明けて、別曲を。この人ゲルニカという戦前昭和歌謡的なユニットをやってた人で、お尻だって洗ってほしい~というCMでも有名になった不思議ちゃんでした。「玉姫様」というソロも強烈で当時のNew Waveにかぶれた少年少女を大いに惑わしました。セカンドの「好き好き大好き」('85)からのチープな”ヘリクツBOY”です。

https://www.youtube.com/watch?v=fzDO3bScv4A

 

ロンリー・ハート / クリエーション(’81)

https://www.youtube.com/watch?v=FwBXUULYsDk